【7月4日 東方新報】スマート化とネット接続が進む中、上海ではAI技術を活用した新しい消費体験づくりが加速している。11日、上海の大型商業施設「上海環球港」は、5Gと超高速通信網を備えた商業施設から、さらに高速な次世代通信網を備えた商業施設へと進化し、AIを活用したスマート商業施設づくりを進めると発表した。
現場のAIスマート観戦チームのスタッフによると、2026年のW杯北中米大会期間中、上海環球港には観戦用の「第2会場」が設けられる。次世代の超高速通信網とAI技術を活用し、来場者により滑らかで、双方向性の高い観戦体験を提供するという。
上海市経済情報化委員会によると、デジタル経済は現在、上海の質の高い発展を支える重要な原動力になっている。上海は「第14次5か年計画」期間中、5G通信とギガビット級の光回線を組み合わせた高速通信環境の整備を進め、5G基地局の密度やギガビット光回線のカバー率で中国国内トップ水準となった。
6年前、上海環球港はこうした高速通信環境を備えた先行的な商業施設として注目された。現在はさらに、固定回線と無線通信の双方を1万メガ級に高める次世代ネットワークへとアップグレードし、デジタル技術と実店舗の融合を一段と深めている。
この次世代通信網は、8K超高精細ライブ配信、AR・VRによる没入型体験、AIデジタルヒューマンとの対話などを支える基盤となる。商業施設内でのイベント観戦や買い物体験、店舗サービスのあり方を変える可能性がある。
中国移動(チャイナモバイル、China Mobile)上海公司西区分公司の阮中(Ruan Zhong)副総経理は、商業施設では多くの来場者が同時にアプリやオンラインサービスを利用するため、超高速通信網は混雑時の通信体験を改善できると説明した。さらに、消費者と店舗の間でAIを活用したやり取りを増やし、店舗側のスマート運営にもつながるという。
上海移動は今後、各種デジタルツールを組み合わせ、店舗の運営効率向上や来場者体験の改善を支援していく。(c)東方新報/AFPBB News