2026年06月30日 11時51分
AI

カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が、AI「Claude」シリーズで知られるカリフォルニア州を代表する企業・Anthropicと提携したことを発表しました。提携によって、州当局や地方自治体はClaudeを50%割引で利用可能になり、開発者からの支援なども提供されます。
Governor Newsom announces a first-of-its-kind partnership, providing Anthropic tools to state agencies and improving services for Californians | Governor of California
https://www.gov.ca.gov/2026/06/29/governor-newsom-announces-a-first-of-its-kind-partnership-providing-anthropic-tools-to-state-agencies-and-improving-services-for-californians/

ニューサム知事は「この提携は『責任を持って、透明性を確保し、人々のために役立てる』というカリフォルニア式の技術活用に基づくものです。AIは行政機関の職員の仕事を置き換えるものではなく、職員が迅速に業務を進め、問題を効果的に解決し、カリフォルニア州の住民によい成果をもたらすための助けとなるべきものです」と述べました。
今回の提携により、カリフォルニア州の政府機関および市や郡を含む地方自治体は、AnthropicのAIアシスタント「Claude」を50%割引で利用できるようになるほか、Anthropicによる無料の研修や、開発者による生成AIの専門的技術支援やワークフローに関する助言を受けることができます。
Anthropicのアメリカ担当責任者であるケイト・ジェンセン氏は「カリフォルニア州に拠点を置く企業として、我々は州に対する深い責任を感じています。カリフォルニア州各機関との協力関係を拡大し、州を支える人々のために『Claude』を活用できることを光栄に思います。責任を持って人々のためにAIを構築すること、これがAnthropicの創業以来のアプローチであり、今回の提携はまさに当社のアプローチを実践するものです」と語っています。
カリフォルニア州の政府運営庁長官を務めるニック・マドロス氏は「州の職員として、我々の目標はカリフォルニア州の住民の方々に可能な限り最高のサービスを提供することです。そのためには、我々のチームが『Claude』やその他の技術を含めた最先端のツールを確実に活用できるようにする必要があります」と述べました。
すでにカリフォルニア州では「Claude」の導入が始まっていて、たとえば、政策の決定において住民の声をより強く反映させるための仕組みである、アメリカで初めての審議型民主主義プラットフォーム「Engaged California」に活用されています。
Engaged California
https://engaged.ca.gov/

また、州職員の一般的業務に合わせて設計されたAIツール「Poppy」構築にもClaudeが役立っています。
Poppy: California’s Digital Assistant – CDT
https://www.cdt.ca.gov/poppy/

このほか、カリフォルニア州自動車局は顧客サービス向上と待ち時間短縮に、カリフォルニア州医療サービス局はメディケイド受給者への支援強化のために、それぞれClaudeを活用しています。