🎧 この記事を音声で聴く
東京大学発AIスタートアップのinfonervは6月24日、同社の自動発注AI「α-発注」と連携する在庫管理特化型AIエージェント「Argus 4.0(アーガス4.0)」の提供を開始した。

在庫管理に特化したAIエージェント「Argus 4.0」をリリース
Argus 4.0は、ユーザーとの対話を通じて在庫分析や発注状況をわかりやすく解説し、在庫戦略の立案から実行まで担うAIエージェント。自動発注AI「α-発注」の計算情報や在庫戦略に関する設定情報にアクセスし、発注担当者の意思決定を支援する。
主な機能として、現在の発注状況や「α-発注」の活用方法の解説、AIによる推奨発注数の根拠説明、発注担当者の細かな調整要望を反映した設定変更などを備える。これにより現場経験の浅いスタッフの発注判断をサポートするほか、AIの推奨値に対する疑問を、その場で解消できるのが特徴だ。
例えば、「お盆で発注できない期間に備えて在庫を増やしたい」といった相談に対して、無理のない在庫積み増し計画を提案し、必要な設定変更まで提示。ユーザーが承認すれば、その内容をシステムに反映し、実際の発注へつなげることができる。また取引先の変化など将来の需要変動に関する情報を入力すれば、仕入発注量を最適化する提案も可能だという。

AIによる提案イメージ
Argus 4.0は、米Anthropicの生成AI「Claude」を活用して構築。「α-発注」に蓄積された在庫データ、需要予測、分析結果、100種類以上の設定パラメータをもとに、実務に即した提案を行う。
入力情報は同社管理のクラウド上のセキュアな環境で処理され、外部LLMの学習には利用されないため、高いセキュリティ要件が求められる企業の要件にも対応する。
同社は今後、流通・製造・資源調達を含めたサプライチェーン全体の意思決定を生成AIで高度化・自動化していく方針で、Argus 4.0をその第一歩と位置付けている。
港湾統計速報/1月の主要6港外貿貨物コンテナ個数3.8%増