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グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビスCEOは、汎用人工知能(AGI)の到来が間近に迫るなか、「脱希少性の世界」が実現する可能性に言及した。REUTERSグーグル・ディープマインドのデミス・ハサビスCEOは、汎用人工知能(AGI)の実現は「数年先」に迫っていると述べた。AIは社会に甚大な影響を及ぼし、あらゆるモノやサービスがほぼ無限、または極めて安価に供給される「脱希少性」の世界をもたらすだろうと語った。ハサビス氏は、AGIの実現時期を2030年頃だと予測した。
より高度なAIの登場が目前に迫っており、人類は一刻も早くそれに備える必要がある——グーグル・ディープマインド(Google DeepMind)のデミス・ハサビス(Demis Hassabis)CEOはそう警鐘を鳴らした。

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6月2日に公開されたスタンフォード大学経営大学院(Stanford Graduate School of Business)での対談で、ハサビス氏は、汎用人工知能(AGI:AIが人間と同等かそれ以上のレベルで自律的にタスクを遂行できる能力)の実現は数年後に迫っていると語った。
「前後1年程度の誤差はあるかもしれないが、おそらく2030年頃(にはAGIが登場すること)になるだろう。それは本当に驚くべきことだ。極めて巨大な変革をもたらすテクノロジーであり、事実上、新たな『人類の時代』の幕開けとなるだろう」
彼はAGIの到来を、「シンギュラリティ(技術的特異点)」、すなわち極めて画期的な技術的発展によってもう後戻りができなくなる歴史的転換点に例えた。
世界で最も影響力のあるAI企業の一つを率いるハサビス氏は、次世代テクノロジーの波に社会が備えるための「猶予期間」は限られていると警告してきた、AI分野のリーダーの一人だ。
オープンAI(OpenAI)のサム・アルトマンCEOは、AIによって広範な職種が消滅する可能性があると指摘し、アンソロピック(Anthropic)のダリオ・アモデイ(Dario Amodei)CEOも、エントリーレベルのホワイトカラーの仕事の半分が今後5年以内になくなると予測していた。
だが、両氏は最近になって、この種の破滅論的な発言のトーンを和らげるようになった。
ハサビス氏は今回の対談の中で、AI業界の一部の同業者は将来予測において「あまりにも確信を持ちすぎている」と苦言を呈した。一方で、AGIは医療分野の画期的な進歩や経済の構造的変革をもたらす可能性があり、イーロン・マスク(Elon Musk)氏のような未来志向派が唱える「脱希少性(post-scarcity)の世界」の実現も十分に考えられると述べた。
さらに、AGIが秘める計り知れない潜在力を踏まえ、「いまこそ、その衝撃に備える時だ」と強調。人文系・理系(STEM系)を問わず、学生たちに対して新たな時代に適応し、テクノロジーに「積極的に取り組む」よう呼びかけた。
「社会はこの事実を受け止める必要がある。それが何を意味するのか(何が起こるのか)、私たちが備える時間はもうそれほど残されていないからだ」
「私の見解では、未来はまだ白紙の状態だ。しかし、社会がどの方向に進むのか、そして私たちが全体としてどのような未来を望むのかを決定づけるうえで、今後数年間は極めて重要な時期になるだろう」

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