NHK大河ドラマ 豊臣兄弟!
第24話「軍師官兵衛!」シナリオ改訂版
この記事は ドラマの行方を予測して お届けいたします
2026年6月21日放送予定
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天正7年(1579)上月城を見捨て播磨に戻った羽柴軍は
織田信忠を迎えて態勢を立て直し 播磨国内の掃討戦をはじめていた
反織田方の主力 別所氏の本拠三木城を囲むように
多くの付城を築いて攻め立てた羽柴勢だったが
三木城は意外に頑強であり堅固であった
すでに一年半近くも動かぬまま膠着状態が続いている
平井山の陣では 若い武将たちが血気盛んに声を張り上げていた
この福島市松 一番槍は必ず頂きまする!・・後の福島正則である
その隣で石田三成が
市松殿 城攻めは力任せではござらぬ 兵糧の勘定もまた戦にござる
やかましいわ!そなたは算盤でも弾いておれ!
若者たちのやり取りに周囲が笑う その様子を見ながら秀吉は苦笑した
あやつら元気だけは負けておらぬのう
しかし笑顔の奥には疲れがあった
織田 毛利の両勢力の接触面 播磨一帯は不気味なほどに静かだったのだ
その頃 三木城では 悲惨な飢えが忍び寄っていた
炊き出しの鍋は底が見え 兵たちは野草を摘み
木の皮まで削って食いつないでいる
だが評定の場では 老将・別所賀相が声高に叫んでいた
案ずるな!毛利の大軍が必ず来る!
あとひと月も耐えれば羽柴など挟み撃ちよ!
家臣たちは力なく声を合わせる
だが城主・別所長治だけは笑えなかった
賀相の背中を見つめながら
叔父上・・・ほんに来るのでござろうか・・・
誰にも聞こえぬ声だった
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