SBIホールディングスは、Anthropic(アンソロピック)との間で、生成AIプラットフォーム「Claude」を活用した全社的なAIトランスフォーメーション(AX)を推進することに合意した。日本の金融グループとして初めての取り組みという。個人顧客向けの新しい「金融AIエージェント」の共同開発などを進める。

一般ユーザー向けには、SBIグループが展開する銀行、証券、保険、資産運用、暗号資産、メディアなどを横断したプラットフォームに、生成AIエンジンとして「Claude」を組み込む。これにより、ユーザー一人ひとりに最適化されたパーソナルな金融AIエージェントが、資産運用の個別アドバイスや日々の家計分析、保険プランを提案するサービス環境の実現を目指す。
また、SBIグループが持つ日本の金融市場へのアクセスやデータアセットと、Anthropicが開発中の金融知識に関するAIエージェントサービスを組み合わせた共同実験も実施する。Claudeから日本の金融市場・金融商品の情報、さらには決済基盤へと直接アクセスするための基盤を構築する。これにより「グローバル金融コンシェルジュサービス」の早期実現を図る。
SBIグループの持分法適用会社であるRidge-i(リッジアイ)とSBI証券が開発中の生成AIチャットサービスを対象に、Anthropicの最新セキュリティ技術「Claude Security」の導入に向けた共同検証を日本の金融機関として初めて実施する。
Ridge-iを中核に、グループ横断でのエンジニアリング体制を構築し、日本の金融規制に準拠した堅牢なサイバーセキュリティと、業務要件に適合したAIエージェントの開発・内製化を急ピッチで進めるとしている。