イランが、イスラエルによる停戦合意違反などを理由に、アメリカとの戦闘終結に向けた対話を停止するなどと、イランメディアが報じました。
イランの軍事精鋭部隊・革命防衛隊に近いタスニム通信は1日、イランがアメリカとの戦闘終結に向けて行っている「仲介国を通じた対話や文書の交換」を停止すると報じました。
その理由として、アメリカとの間で停戦の条件となっていたイスラエルによるレバノンへの攻撃停止が守られていないことをあげています。
そのうえで、「イスラエル軍によるガザとレバノンでの即時的な侵略かつ野蛮な作戦の停止や、レバノンの占領地域からイスラエル軍が完全に撤退しない限り、対話は行われない」と強調しています。
イスラエルは、レバノン政府との停戦合意以降も、レバノンを拠点とする親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点などを標的に攻撃を継続。攻撃を激化させ、制圧地域を拡大し続けていました。
イラン側は、「イスラエルを懲らしめる目的」だとして、ホルムズ海峡の完全封鎖や、迂回路となっているイエメン沖のバブルマンデブ海峡の封鎖も示唆していて、緊張が高まっています。
一方、アメリカのトランプ大統領はNBCテレビの取材に対し、「対話の停止」についてイラン側から伝えられていないと説明したうえで、「だからと言って、我々があちらこちらに爆弾を落とし始めるわけではない」と語りました。
また、CNBCテレビの取材に対しては、「正直に言って交渉が終わっても気にしない」と話すとともに、「原油価格は近い将来、急落するだろう」と述べ、イランによるホルムズ海峡の封鎖についても「懸念していない」という立場を強調しました。
TBSテレビ