Word や Excel などを提供してきた Microsoft Office。そして現在、その中心は Microsoft 365 へ。クラウド ストレージ サービス OneDrive や AI アシスタント Copilot などの機能が加わることで、これまで以上に働き方やコミュニケーションそのものに関わるサービスとして、Microsoft 365 は広がり続けています。
そんな Microsoft 365 が、あらためて今、こんなメッセージを掲げています。
さあ、ご一緒に。
あなたの Office にさらなる進化を。
込められているのは、これまで積み重ねてきたものを活かしながら、さらに次へと進んでいくという思いです。
そんな考え方と重なるのが、書道家 万美さんの活動でした。
書道という伝統を背景に持ちながら、グラフィティなど現代的な手法も取り入れ、表現の幅を広げてきた万美さん。歴史へのリスペクトを大切にしながらも、新しいツールや技術にも自然に向き合い、自分なりの表現へと更新し続けています。
変わり続けることと、変えないこと。
新しいものを取り入れることと、自分の軸を保つこと。
一見すると相反するようにも見えるそのバランスを、万美さんはどのように捉えているのでしょうか。
また、創作活動の裏側にある、コミュニケーションや資料作成、海外とのやり取り。そうした“表現以外の時間”を、Microsoft 365 はどのように支えているのでしょうか。
まずは、今回万美さんが出演したキャンペーン動画をご覧ください。
そして、その中で描かれている「守破離」という言葉に込めた思いから、お話を伺っていきます。
守ること、進化することは、両立できる。
書道家 万美(MAMIMOZI)
9 歳から書道を始める。歴史へのリスペクトを大切にしながら、グラフィティなど現代的な手法も取り入れた独自のスタイルで活動。国内外で作品制作やライブパフォーマンスを行っている。
――キャンペーン動画で書いていた、カラフルな「守破離」という文字。そこに込めた思いについて教えてください。
今回、伝統と革新がテーマということで、日本マイクロソフトの皆さんとも相談しながら、「守破離」という言葉を選びました。
守って、破って、離れる。一般的にはそういう流れで捉えられることが多いですが、私の感覚としては、一方通行というよりも、反復横跳びみたいなものなんです。守って、離れて、また戻って。そうやって繰り返しながら前に進んでいく感覚に近いですね。
――万美さんの活動そのものが、まさにそんな印象です。守るべき伝統と、新しく挑戦していく革新の両方があります。
私が大切にしているのは、やはり歴史へのリスペクトです。
先人たちが紡いできたものって、長い時間の中で厳選されてきた作品や逸品なんですよね。それを学んで、自分の型にして、自分なりに発展させていく。だから、自分の中に“インストールする”感覚というか、まず学ぶことはすごく大切にしています。
それはたぶん、これからも変わらないと思います。
一方で、変えてきた部分もあります。書道って、墨と紙と筆のイメージが強いじゃないですか。でも私は、それだけじゃなくて、“今あるもの”でも書いてみようと思ってきたんです。
ただ、そもそも歴史を振り返ると、3500 年前には亀の甲羅に文字を刻んでいたぐらいで、そこから青銅器に刻まれるようになって、竹や木に書くようになって、絹に書いて。そして、紙が発明されて、「これが便利で伝わりやすいよね」となって、今につながっている。紙に墨というのは、書道の歴史を見ると比較的新しいことなんですよね。
つまり、書道の歴史そのものが、革新の連続だったんです。
そう考えると、ガラスにペンキで書いてみたり、鏡にファンデーションで書いてみたり。もっと言えば、VR で書いてみてもいいと思う。その時代にあるもの、新しいものを使って表現することも、ちゃんと今の文化になっていくんじゃないかなって思っています。
そういう歴史があるからこそ、新しいものに触れても大丈夫だよね、という感覚が自分の中にはあるんです。
――その姿勢は、長く使われてきたものを大切にしながら、ずっと進化を続けている Microsoft 365 にも通じるように思います。
そう思います。私自身、Outlook や Word といった Microsoft 365 アプリは毎日のように使っていますし、その進化を肌で感じている一人です。
Microsoft 365 は、創作以外の時間を支えてくれている。
――書道家の活動と Microsoft 365 がどうつながるのか、もう少し詳しく伺えればと思います。
そうですよね(笑)。外から見ると、パフォーマンスだったり、書いている姿をイメージされることが多いと思うんです。
でも、実際にはロゴ制作のお仕事もありますし、ワークショップも開催します。個展会場を探したり、スタッフと打ち合わせしたり。書道家として活動する中でも、事務的な作業やコミュニケーションってすごく多いんですよ。
みなさんがイメージする“アーティスト活動”って、表現している部分が見えやすいと思うんですが、その裏側には、2 〜 3 週間ずっと打ち合わせと PC 作業、みたいな時期も普通にあります。
――オフィスワーカーの日常業務に近いですね。
だからこそ、Microsoft 365 にはすごく助けられているんです。とくに、Copilot は海外とのやり取りにおいて欠かせません。
というのも、私は英語がそんなに得意じゃないんです。以前は、得意な方に「こういうメールを書きたいんだけど…」って、毎回相談していたんです。でも、今は自分で書いた文章を Copilot に整理してもらって、簡潔なビジネス英語にしてもらっています。
それだけでも助かっているんですが、そもそも文章って、最初の一歩が重いじゃないですか。どう書こうとか、どう伝えようとか ? Copilot は、その“重い腰”を軽くしてくれますよね。
今ではスマホからでも海外とのメールのやり取りをサッとできるぐらいです。

――ほかには、どんな場面で使っていますか?
資料作成だと、Word ですね。
ワークショップの台本だったり、パフォーマンス後に話す内容だったり。とくに海外の方に向けたワークショップだと、書道の歴史を説明したり、「筆はこう使うといいですよ」と伝える際、その場で自分で対応できるわけじゃないので、事前に相手に合わせて内容をアップデートしとかないといけません。
今は Copilot が翻訳に加えて「今回はファッション系の人向け」「今回はテクノロジー系」みたいに伝えると、細かいニュアンスまで整理してくれる。このサポートはかなり大きいですね。
あと、作品データの管理にも使っていますね。
――クラウド ストレージ アプリ OneDrive ですね。容量が1TBあるのがいいですよね。
はい、作品データを OneDrive の中に大量に保存しているので、容量が大きいのもありがたいのですが、私は検索機能にも助けられているんです。膨大なデータすべてにタグ付けしてませんし、それこそファイル名も曖昧だったりする。だから、「あの作品データ、どれだっけ?」ということがよくあるんです。
そんな時、OneDrive の検索機能では、「紺色の背景に銀色の文字」みたいに検索すると、タグやファイル名がまったく違う場合でも、データの中から近いものを探してきてくれる。
以前だったら、「2022 年の 10 月くらいだったかな……?」といったように、過去の作品の写真を探していて、すごく時間がかかっていたんですよね(笑)。
――アーティスト活動の“裏方”として Microsoft 365 が機能している感じですね。
そうですね。
私は、新しいツールやテクノロジーに対して抵抗感がないんです。自分の書道に役立ちそうなら取り入れるし、関係なければ取り入れない。
VR を初めて見た時も、「これで字が書けるな」って思いましたし(笑)。
そういう意味では、Microsoft 365って直接書道に関わるわけではありませんが、活動を続けていくための事務作業やコミュニケーションを支えてくれているという意味でとても役立っています。
結果的に、時間を作ってくれているし、コミュニケーションの齟齬も減らしてくれていると思います。
大切にしているのは、“向き合う時間”。
――作業時間が短くなることで、本来自分が向き合いたいことに時間を使えるようになる。これは Microsoft 365 を使っている人の多くが共感する部分だと思います。
はい。私の場合は、向き合いたいのは、創作と、子育てと、睡眠ですね(笑)。もともと夜型ですし、海外とのやり取りも多いので、時間がぐちゃぐちゃになりやすいんですよ。
とくに、子育てと創作って、「1 日何時間あれば OK」というものじゃないんですよね。時間がまったく読めない!
――創作の時間って、ルーティン化できるわけじゃないんですね。
そうですね。
創作って、“向き合う時間”なんです。紙に向かって、「ああでもない、こうでもない」って考え続ける。自分の頭をグニャグニャにする時間というか。あと、そこに入るまでの切り替えにも時間がかかるんですよ。
子育てもそうですよね。何時間あるから十分、というものじゃない。
だからこそ、Microsoft 365 によって、そのほかの作業にかかる時間を短く、精神的にも軽くできるのはとても大きいと思います。
もっとできるといいな、もっと進化してほしいなと思うぐらいです。
――冒頭の「守破離」にも通じますが、万美さんのお話を伺っていると、伝統ある表現の中でも、革新を大切にされていることが伝わってきます。
先ほども言ったように、私はデジタルや新しいツールに対して抵抗感はありません。
ただ一方で、アナログなものにしかない感覚もあると考えています。
墨をするときの香りとか、硯と墨が混ざり合う感触とか。水加減によって変わる音とか。そういうものを、ちゃんと感じ取りながら進めていく。
紙も晴れの日と雨の日で全然違うんですよ。湿気で滲み方も変わるし、同じ線を書いても同じようには絶対にならない。
そんな部分を、私はすごく楽しいと思ってやっています。でも、そのためには、ちゃんと向き合う時間が必要なんですね。
その時間をつくってくれているのが、Microsoft 365 なんだと思います。
