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エシロールルックスオティカ×メタ アイウェアの未来を切り拓くAIグラスを販売開始

 ルックスオティカジャパンは5月19日に都内でAIグラスの製品発表会を開催した。

 EssilorLuxottica 日本、韓国および東南アジア総括 シニア バイス プレジデント オリヴィエ・シュパン氏による会社紹介、EssilorLuxottica チーフ デザイン オフィサー マッテオ・バティストン氏からAIグラスに関してのプレゼンテーションがあり、Meta日本法人Facebook Japan代表取締役 味澤 将宏氏を交えトークセッションが行われた。日本での販売にあたり、プライバシーの配慮も重要視しており、撮影中にLEDを点灯させて周囲に知らせる機能やユーザーガイドラインの提供を徹底するとしている。また、視覚障碍者の自立歩行を支援するナビゲーションシステムへの活用に向けた実証実験を行っていることなども紹介された。後半では製品の体験会も行われ、5月21日よりRay-Ban Metaグラス/Oakley Metaグラスとして一般販売される。
(写真左からオリヴィエ・シュパン氏、マッテオ・バティストン氏、味澤 将宏氏)
 エシロールルックスオティカとメタのパートナーシップは、これまでのコンピューティングの在り方を変える新しいカテゴリーが創出されている。両社の協力には以下の3点の強みがあるとした。

1、「目に見えないテクノロジー」とアイコニックなデザインの融合

 両社の協業の最大の強みは、エシロールルックスオティカが持つ世界的なブランド力とデザイン・製造技術である。このグラスは「フレームの形をしたコンピューター」ではなく、レイバン、オークリーといったアイコニックな「眼鏡」に力を与えたものとして設計されている。そのため、ファッション性と機能が両立されており、顔に馴染む軽量なデザインに加えて、カメラやスピーカー、AI機能が搭載されている。

2、マルチモーダルAIによる革新的な体験

 メタが提供する「Meta AI」の高度な処理能力が、デバイスに知性を与えている。特に、ユーザーが見ているものを認識できる機能が大きな差別化要因となっている。
マルチモーダル機能では、音声や文字だけでなく、「今、目に見えているもの」が同時に処理できる。これにより、看板の翻訳や、目の前の物体についての質問など、多彩なタスクをハンズフリーで実行できる。さらに、ユーザーの目的や興味を理解し、個々に最適化された「スーパー インテリジェンス」としての役割を目指している。

Ray-Ban Meta

Oakley Meta

 体験会では、目の前のりんごや洋ナシに対して「ヘイ、メタ。これはなんですか?」と問いかけるとリンゴやナシと答えたり、英語のパンフレットなどを読み上げることなど当たり前の日常として体験ができた。

3、世界最大級のソーシャル・エコシステムとの連携

 メタが保有するFacebook,Instagram,WhatsApp,Messengerといった世界的なプラットフォームとのシームレスな接続も、他社にはない強みとなる。
視点を遮ることなく写真や動画を撮影し、そのままソーシャルメディアへ投稿したり、ライブ配信も行うことも可能。日本においては、広く普及しているLINEとの連携も近く予定されており、文化やライフスタイルに合わせたローカライズが進められている。

 ワークアウトの体験ではガーミン(Garmin)との連携により、ワークアウト中にハンズフリーでリアルタイムデータを音声確認したり、自転車をこぎながら周りの動画撮影を行った。

今後の展望

 今回の提携は、単なるガジェットの開発に留まらず、視覚障害を持つ方の自立歩行を支援するナビゲーションシステムへの活用などAIとアイウェアを組み合わせることで、人間の能力を拡張し社会に貢献する。また、両社は、スマートフォンのスクリーンを通じたインタラクションからウェアラブル端末による「次世代のコンピューティング・プラットフォーム」への移行を推し進めていく。

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岡田 浩明
営業企画部

営業記者 兼 Web担当

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