GoogleのAI透かし技術「SynthID」がOpenAIに採用される – GIGAZINE

2026年05月20日 11時25分
AI


GoogleのAIで生成された画像やテキストには「SynthID」と呼ばれる技術で透かしが入れられているため、コンテンツがAI製かどうかを判別できるとされています。このSynthIDを新たにOpenAIが採用し、自社のツールで生成したコンテンツに透かしを入れることになりました。

Tools to understand how content was created and edited
https://blog.google/innovation-and-ai/products/identifying-ai-generated-media-online/


より安全で透明性の高い AI エコシステムに向けて、コンテンツ来歴の取り組みを前進 | OpenAI
https://openai.com/ja-JP/index/advancing-content-provenance/

SynthIDは人間には知覚できないシグナルをAI製の画像や動画、音声、テキストに埋め込む技術です。画像であれば切り抜き・回転・スクリーンショット撮影といった処理を施してもシグナルが失われにくくなっていて、テキストであればところどころ単語を変更したり文章の言い回しを多少調整したりしてもシグナルは有効だとされています。

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このSynthIDをOpenAIが採用します。OpenAIはまずChatGPT⁠、Codex、OpenAI APIを通じて生成される画像にSynthIDを適用する予定。コンテンツの来歴情報をメタデータとして保存する「コンテンツクレデンシャル」と併せて、コンテンツの識別性を向上するとのことです。

コンテンツクレデンシャルは、OpenAIも参加する標準化団体「Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)」が策定した仕組みで、作成者や代替テキスト、AIを使用したかどうかといった情報をメタデータとしてコンテンツに付与するものです。このデータはコンテンツクレデンシャルに対応したアプリ(Adobe Photoshopなど)で確認でき、ユーザーはその来歴について詳しく知ることができます。

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GoogleもコンテンツクレデンシャルをPixel端末で採用し、撮影した画像にメタデータを埋め込んでいます。これまではPixel 10の画像だけに実装されていましたが、今後は動画にも拡張された上で、Pixel 8およびPixel 9にも実装されます。

GoogleはSynthIDを検出する機能も広く提供していて、直近では画像・動画・音声向けのSynthID検証機能をGeminiアプリに追加しています。新たに、検出機能をGoogle検索にも拡張し、今後数週間以内にChromeにも導入するとのことです。Google検索のLens、AIモード、かこって検索、Gemini in Chromeを使うことで、画像の出所を調べることができるようになります。

なお、SynthIDはOpenAIのほか、NVIDIA、Kakao、ElevenLabsなどの企業にも採用されています。

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