『Forza Horizon 6』をNVIDIA DLSS 4.5マルチフレーム生成でプレイ! 各GPUに最適な解像度は?

2026年5月19日に発売された、オープンワールドレーシングゲームの「Forza Horizon 6」。日本が舞台となっていることから注目している人も多いだろう。PC版ではレイトレーシングによる美麗なグラフィックス描画に加え、NVIDIAの描画負荷軽減技術の「DLSS 4.5」に対応しているのも大きなポイントだ。

2026年5月19日発売の「Forza Horizon 6」。Steamでの価格はスタンダードエディションで9,800円、デラックスエディションで14,000円

2026年5月19日発売の「Forza Horizon 6」。Steamでの価格はスタンダードエディションで9,800円、デラックスエディションで14,000円

今回NVIDIAからゲームへのアクセス権を入手できたので、GeForce RTX 50シリーズから4種類のGPUを用意し、マルチフレーム生成やダイナミックマルチフレーム生成の効果をフルHD/WQHD/4Kの解像度で確かめていきたい。

取材協力:NVIDIA

各社最新描画技術を満載して投入された『Forza Horizon 6』

PC版「Forza Horizon 6」は、NVIDIAのDLSS 4.5、AMDのFSR 4、IntelのXeSS 2.1と各社の超解像・フレーム生成技術をサポートする最新ゲームタイトルだ。フレームレートは60fpsに制限することも、無制限にすることも可能。必要動作環境はCPUがCore i5-8400/Ryzen 5 1600、GPUがGeForce GTX 1650/Radeon RX 6500 XT(6GB)/Arc A380。推奨動作環境はCPUがCore i5-12400F/Ryzen 5 5600X、GPUがGeForce RTX 3060 Ti/Radeon RX 6700 XT/Arc B580となっている。

テストに使うビデオカードとしてGeForce RTX 50シリーズから4種類を用意した。型番は以下の通りだ。検証環境は以下の通りだ。ドライバはForza Horizon 6に対応する「Game Ready 596.49」を使用している。


NVIDIA GeForce RTX 5080 Founders Edition
Gainward GeForce RTX 5070 Ti Phoenix GS
NVIDIA GeForce RTX 5070 Founders Edition
MSI GeForce RTX 5060 8G VENTUS 2X OC

【検証環境】

CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D(8コア16スレッド)

マザーボード:ROG CROSSHAIR X870E HERO(AMD X870E)

メモリ:G.SKILL TRIDENT Z5 neo RGB F5-6000J2836G16GX2-TZ5NRW(PC5-48000 DDR5 SDRAM 16GB×2)

システムSSD:Micron Crucial T700 CT2000T700SSD3JP(PCI Express 5.0 x4、2TB)

CPUクーラー:Corsair NAUTILUS 360 RS(簡易水冷、36cmクラス)

電源:Super Flower LEADEX III GOLD 1000W ATX 3.1(1,000W、80PLUS Gold)

OS:Windows 11 Pro(25H2)

テストにはゲーム内のベンチマークモードを利用し、フレームレートの計測にはパフォーマンス測定ツールの「FrameView」を使用している。画質設定は最上位の「Extreme+RT」。レイトレーシングも有効にする非常に描画負荷が高いものだ。DLSSのSuper Resolutionは“バランス”に統一。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3種類だ。まずは、ゲーム内で設定できるマルチフレーム生成の最大値である「4x」設定(1フレームからAIで3フレームを生成)から見ていこう。

フレームレートの測定にはゲーム内のベンチマークモードを利用した

フレームレートの測定にはゲーム内のベンチマークモードを利用した

DLSSのSuper Resolutionは「バランス」、Frame Generationは「4x」に設定

DLSSのSuper Resolutionは「バランス」、Frame Generationは「4x」に設定

画質は最上位プリセットの「Extreme+RT」を選択している

画質は最上位プリセットの「Extreme+RT」を選択している

いずれも4倍フレーム生成を有効化したスコア

いずれも4倍フレーム生成を有効化したスコア

4倍フレーム生成を有効化した状態での描画遅延

4倍フレーム生成を有効化した状態での描画遅延

MFGはMulti Frame Generationの略。さすが4x設定だけあって、平均フレームレートだけを見ればRTX 50シリーズでは下位になるRTX 5060でも4Kで平均63.4fpsに到達できている。その一方で、PC Latency(PCの内部遅延)を見るとRTX 5060はほかのGPUに比べて1.7倍以上になっている。60ms以上はシビアなプレイヤーなら遅延を認識、つまり操作してから画面に反映されるまでに違和感があるという人が出てくるだろう。

RTX 5060は基本性能が上位に劣るのはもちろん、Extreme+RTは消費されるビデオメモリ(VRAM)も大きい。RTX 5080でベンチマーク後に表示されるVRAM使用量を確認したが、フルHDで9.92GB、WQHDで10.33GB、4Kで11.61GBに達している。VRAMが8GBのRTX 5060ではVRAMが足りていないことが推測される。これによってPC Latencyの増大に繋がっていると言えそうだ。

RTX 5060で快適にプレイするなら、4Kより解像度を下げて画質設定をもう少し調整したほうがよいだろう。PC Latencyを考えると、RTX 5070はWQHDまで、RTX 5070 Ti/5080なら4Kでも快適にプレイが可能だ。

続いて、NVIDIAアプリで設定できるマルチフレーム生成の「6x」やモニターのリフレッシュレートに合わせてフレーム生成数を自動的に調整するダイナミックマルチフレーム生成を試してみよう。ここでは、ダイナミックマルチフレーム生成は240fpsに設定している。各GPUが平均240fpsに近づくかに注目したい。

6x設定ならば、RTX 5060でもフルHDで平均208.5fpsまで向上できるのは凄いところ。最近ではフルHDでは500Hzを超える超高リフレッシュレートのモニターも登場しているだけに、RTX 5070 Ti/RTX 5080は平均500fps近く出ているのは非常に頼もしい。優れたモニターを高画質設定のまま活かすには、上位GPUが必要になるのが分かる結果だ。

ダイナミックマルチフレーム生成については、RTX 5060はどの解像度でも設定したfpsに届かず、RTX 5070は4Kで到達できなかった。240fpsに近づけようとする挙動になるということだろう。RTX 5070 Ti/RTX 5080はどの解像度でも240fps近くになっている。ここでもGPUパワーの差がハッキリと出た。

なお、PC Latencyの傾向はマルチフレーム生成4xのときとほぼ同じだ。RTX 5080は6x設定でもPC Latencyがあまり増加しないのはさすが上位GPUと言える。

と、ここまでがForza Horizon 6のテスト結果だ。日本の名所がちりばめられたゲームだけに、レイトレーシングの美しさを体感しながらプレイしたいという人も多いだろう。RTX 5060はちょっと画質設定を下げればフルHDなら快適にプレイが可能、RTX 5070はWQHDまではOK、4Kでのプレイを考えているならRTX 5070 Ti以上を選びたいという結果になった。PC版Forza Horizon 6に興味がある人の参考になれば幸いだ。