Pixel 9シリーズはジェミニインテリジェンスに非対応? – すまほん!!

 GoogleがAndroid向けに発表した新AI機能群「Gemini Intelligence」は、今夏から最新のSamsung GalaxyおよびGoogle Pixelスマートフォンに順次展開される予定です。アプリをまたいだタスク自動化、Autofill強化、Gboardの新機能、自然言語によるウィジェット作成など、AndroidにGeminiをより深く組み込む機能群とされています。

 ただし、対応条件はかなり厳しめであると9to5Googleが伝えています。Android公式ページの脚注では、AI CoreとGemini Nano v3以上の統合、12GB以上のRAM、フラッグシップ級SoC、5回以上のOSアップグレード、6年間の四半期セキュリティ更新、AVF/pKVMなどが要件として挙げられています。

 引っかかるのは、Pixel 9シリーズで利用できるGemini Nanoのバージョンです。

 Google DevelopersのML Kit GenAI API対応表を見ると、Prompt APIで使えるGemini Nanoのバージョンは機種によって分かれています。Pixel 10シリーズはGemini Nano v3対応ですが、Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro FoldはいずれもGemini Nano v2対応です。

 Gemini Intelligenceの要件には「Gemini Nano v3以上」が含まれているため、この表を前提にすると、現時点ではPixel 9シリーズは非対応となります。9to5Googleもその点を指摘し、Pixel 9シリーズやGalaxy Z Fold7は要件を満たさないと伝えています。

 ただ根拠になっているのはGemini Nano全体の対応表ではなく、ML KitのPrompt API対応表です。同じML Kitページでは、要約、校正、書き換え、画像説明などの機能別APIについて、Pixel 9シリーズも対応端末として掲載されています。

 Pixel 9シリーズは7年間のOS・セキュリティ更新を売りにしていました。発売からそれほど時間が経っていない端末、しかも「どれだけ性能が低くて高価格でも、これはAI機能が最優先というコンセプトなんだ」と説明されているPixelが、もし別の要件によってGemini Intelligenceの対象外になる可能性があるとすれば、ユーザーとしては割り切れないところでしょう。さすがに意地でも対応してくるのではないかと思いたいですが、ひとまず続報を注視したいところです。


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