「Google I/O」20日午前2時開幕 注目ポイントまとめ Gemini 4は登場する? – CNET Japan

 Googleの年次開発者会議「Google I/O 2026」が、5月19日(米国時間)に開幕する。今年は「Gemini」をはじめとするAI、Android XR、スマートグラスなどに関するアップデートが見込まれる。

 Google I/O 2026では、AIや各種製品、そしてできればハードウェアに関する最新の成果が披露される見通しだ。

 Googleは今週初め、最新版のAndroidを公開したほか、新しいノートPCプラットフォーム「Googlebook」を発表した。GooglebookはAndroidとChromeOSを統合した新OSを採用している。

 AIをあらゆる製品に融合させるというGoogleの方針は、今回も続くはずだ。Geminiの最新版や、エージェント型AIへの取り組み、Android XRグラスなどの詳細が明かされる可能性が高い。直前イベント「Android Show」では、ユーザーに代わってタスクをこなす「インテリジェンスシステム」がすでに披露された。

Google I/Oの視聴方法

 基調講演は、5月20日午前2時(日本時間)からYouTubeでライブ配信される。

 Alphabet CEOのスンダー・ピチャイ氏らが登壇し、AIの進展や製品アップデートを多数発表する。例年、消費者向けの発表が盛り込まれる余地もある。

Android 17

 AndroidはGoogleがAI機能の「華」を見せる舞台だ。ただし一部の機能は、2026年後半に登場するとみられる新型「Pixel」専用になる可能性もある。次期OSである「Android 17」は、Google I/Oで先んじて開催したAndroid Showで説明済みだが、その最新機能は現在公開中のベータ版にはまだ反映されていない。

 「Android 17」の最初のベータ版は、すでに2月に公開され、その後さらに3回のベータが配信されている。最新版は4月中旬のものだ。最終版は6月か7月にリリースされ、その少し後に次期Pixelシリーズが発表されるとみられる。ここ数年、新しいPixelは8月の「Made by Google」イベントで発表されている。

 今のところAndroid 17のベータ版に目玉と呼べる機能はないが、Googleは随所に興味深い改良を加えている。なかでも注目したいのが「app bubbles」だ。任意のアプリを浮動ウィンドウですばやく開き、不要になれば画面上の小さなバブルに収められる。

 Android 17の内容はおおむね判明しているものの、I/Oの基調講演でさらに詳しい情報が出てくる可能性は十分にある。

さらなるAI機能

 Googleは、自社製品にいっそう深く組み込むAI機能をいくつか発表するとみられる。エージェント型AIが大きな流行となっているいま、Googleもこの方向にさらに踏み込むはずだ。この種のAIは、最小限の監督のもとで、コンピュータの操作などをユーザーに代わって実行できる。

 既存・新規の製品アップデートも見逃せない。「Veo」「Lyria」「Beam」など、多くの製品が今年の会議でスポットライトを浴びる可能性がある。

 Veoは動画、Lyriaは音楽を生成するGoogleのAIツールで、発表以来改良が続いている。Beamは複数のカメラを使い、まるで相手が3Dモデルとして目の前で話しているかのように見せる、野心的で未来的なビデオ会議の仕組みだ。

Gemini 4.0

 数あるAI関連の発表のなかでも、GoogleはフラッグシップとなるGeminiのAIモデルにかなりの時間を割くと予想される。「4.0」を名乗るのか、それとも「3.8」のような番号になるのかは分からないが、新バージョンのGeminiはI/O 2026最大級の発表のひとつになりそうだ。

 Googleがどんな改良を進めてきたのかは、誰にも分からない。最新モデルが従来より賢く、速くなることは想像にかたくないが、いまやGeminiはGoogleのほぼすべての製品に入り込んでいる。最新のAIがそこにどう波及していくのかは、見どころのひとつだ。

 Googleは最近、Gemini向けに「ノートブック」機能を追加した。特定のテーマに関する情報源を1か所にまとめて保存しておける機能だ。ノートブックはそのテーマの情報源を集めた独立したデータベースで、随時追加できる。Geminiはこれを文脈として参照するため、毎回情報源を一から集め直す必要がない。

 このノートブックは、GoogleのAIリサーチアシスタント「NotebookLM」とも直接同期し、動画による概要やチャートなど、さまざまな出力を生成できる。NotebookLMとGeminiの主な違いは、NotebookLMがノートブックだけを唯一の情報源とするのに対し、Geminiはノートブックの文脈を踏まえてインターネット全体も探索する点にある。

 Geminiはさらに、「見せて」「視覚化して」と頼むと、チャット内で動的かつインタラクティブなシミュレーションを直接生成できるようにもなった。

 GoogleはGeminiの機能展開のペースを緩めておらず、最新モデルとともにさらに多くの機能が登場するとみられる。

Android XRグラス

 Android XRが今年のI/Oで注目を集めるのは、ほぼ間違いない。Googleは昨年のI/OでAndroid XRグラスと、その開発に向けて結んだいくつかのパートナーシップを披露した。今年は、スマートグラスがコンセプトから製品へと一歩進むことになりそうだ。

 スマートグラスは人気を高めている。Googleはこの分野での最初の挑戦のあと、復帰までに時間をかけた。「Google Glass」は時代を先取りしすぎた製品だったが、Android XRのデモを見るかぎり、その辛抱が報われたのかもしれない。

 2013年に登場したGoogle初の「スマートグラス」は、突き出したレンズが目立つ眼鏡で、装着者は情報を見たり、写真や動画を撮ったりできた。だが、プライバシーの侵害であり、エリート主義的で無礼だとして、即座に大きな反発を浴びた。装着者は「Glasshole」と揶揄された。

 Google Glass以降、状況は大きく変わった。Android XRグラスは発売時にそれほど目立たない見た目になるとみられ、その分かえって不気味に映るかもしれない。とはいえ、ヘッドアップ通知やライブ翻訳、「Gemini Live」など実用的な機能を数多く備える。投入されるのも、すでに確立した市場だ。MetaがRay-BanやOakleyと組んだ製品など、競合も存在する。サムスンの「Galaxy XR」ヘッドセットもAndroid XRプラットフォームで動作し、すでに購入可能だ。このプラットフォーム上で動く最初のハードウェアが、さらなるハードへの道を開いており、スマートグラスはその自然な次の一歩といえる。

 GoogleはAndroid Showでスマートグラスの詳細には触れなかったが、I/Oではより多くのデモや、最終的なハードウェア仕様、発売日が明かされるかもしれない。複数のパートナーが関わっているだけに、価格帯には幅が出る可能性があり、エントリー向けとハイエンド向けの両方が用意されることも考えられる。

「AluminumOS」とGooglebook

 GoogleはすでにGooglebookを正式に発表したが、その土台となるOSについては、以前から話題になっているわりに分かっていないことが多い。この新OSはAndroidとChromeOSを統合したもので、Googleが描くパーソナルコンピューティングの未来そのものに見える。

 2つのOSを統合することで、AluminumOS搭載コンピュータとAndroidスマートフォンの連携は、よりシームレスになりそうだ。

 Android Showの中でGoogleは、スマートフォンに一切触れることなく、スマホのAndroidアプリをすべてGooglebook上でネイティブに動かせることを示した。あわせて、AIを活用し、表示中のコンテンツを文脈として把握する新機能「Magic Pointer」も紹介。1回のプロンプトで写真を編集するといった、気の利いた操作が可能になるという。

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この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。