MicrosoftがAI活用のセキュリティーシステム、Windowsの脆弱性16件を発見:日経クロステック Active

馬塲貴子=日経クロステック/日経コンピュータ記者

2026.05.14

出典:日経クロステック、2026年5月13日
 
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 米Microsoft(マイクロソフト)は2026年5月12日(現地時間)、マルチモデル型エージェントシステム「MDASH」を発表した。100以上の特化型AI(人工知能)エージェントを組み合わせ、脆弱性の発見や修復を行う。同システムにより、Windowsのネットワーク及び認証基盤を対象に、16件の新たな脆弱性を発見したという。

 マイクロソフトは、意図的に脆弱性を埋め込んだサンプルのデバイスドライバーを用いて、MDASHの精度を検証した。その結果、埋め込まれた21件の脆弱性をすべて検出し、誤検出はゼロだった。「MDASH の推論能力と脆弱性検出能力はプロの攻撃研究者に匹敵し得る」(同社)としている。過去の脆弱性データに対しても高い再現率を示した。

 MDASHは現在、マイクロソフトのエンジニアリングチームがセキュリティーの向上を図るために役立てている。限定的なプライベートプレビューとして一部の顧客でテストも実施しているという。