Googleは2026年5月6日、Google検索の生成AI機能である「AIモード(AI Mode)」と「AIによる概要(AI Overviews)」のアップデートを段階的に提供し始めた。AIによる回答やその後に表示される案内で関連するWebサイトへのリンクを増やし、詳細な分析やオリジナルコンテンツを見つけやすくする。
AIモードやAIによる概要は、実際の発信者の声やWeb上の有用な情報へつながりやすいときに、より役立つものになると説明している。今回の更新では、Googleアカウントにひも付いたニュース購読、オンライン上の議論、回答文の近くに置かれる関連リンクなどを見つけやすくし、AIによる回答から外部サイトへ移動しやすくする。
We’re rolling out updates to AI Mode and AI Overviews to connect you with relevant links, deep insights and original content from across the web:
📝 To help you explore beyond an initial AI response, you’ll start to see suggestions for where to go next, including links to…
— Google (@Google) May 6, 2026
AIによる回答の末尾に、次に調べるテーマへのリンクを表示
多くのAIによる回答では、末尾に次に調べるテーマへのリンクが並ぶようになる。トピックの別の側面を扱う記事や深掘り分析へ進みやすくする。
たとえば、都市が緑地を増やす方法を調べた場合には、ソウルの河川再生の事例や、ニューヨークのハイラインパークの設計に関するレポートなどへ進めるという。最初の回答から周辺テーマへ広げ、より詳しい記事を読み進めることができる。
Shipping in Search today: New upgrades to how we show links in our Search AI experiences to help you easily connect with great content across the web.
Now in AI Overviews and AI Mode, you’ll start to see in-depth article suggestions to help you explore a topic from different… pic.twitter.com/9TJ5Rh1unQ
— Robby Stein (@rmstein) May 6, 2026
Googleアカウントにひも付いたニュース購読リンクを強調表示
ユーザーがニュース媒体の有料購読をGoogleアカウントにひも付けている場合、その購読先からのリンクを目立たせる機能も順次展開する。

初期テストでは、購読中であることを示すラベルが付いたリンクのほうがクリックされる可能性が大幅に高かったという。パブリッシャー向けには、購読をGoogleアカウントにひも付ける仕組みであるSubscription Linkingへの関心を示すフォームを案内している。
オンライン上の議論や実体験のプレビューを表示
多くの検索では、実際に経験した人の助言を探す需要があるとして、AIによる回答には、公開されているオンラインディスカッション、ソーシャルメディア、その他の一次情報源からの視点のプレビューが含まれるようになる。引用元へのリンクには、サイト名、クリエイター名、コミュニティ名など、出どころを判断しやすくする情報も付く。
たとえば、オーロラの撮影方法を調べる場合には、写真フォーラムで共有された露出時間に関する助言の引用や、その引用元のリンクが表示されるようになる。

AIによる回答文の関連箇所にリンクを配置
AIによる回答文でも、関連するテキストのすぐ近くにリンクをより多く表示し、その項目の近くから外部サイトへ移動しやすくする。
たとえば、カリフォルニアの自転車旅行について調べる場合には、ルートの地形を説明する箇条書きの横に太平洋岸の自転車ツーリングガイドへのリンク、1日の走行距離に関する項目の横にはトレーニング提案のブログ記事へのリンクが表示される。

インラインリンクのクイックプレビュー(デスクトップ版)
デスクトップ版では、インラインリンクにカーソルを合わせると、リンク先サイトのクイックプレビューを表示する。Webサイト名やページタイトルなどを示し、クリックする前にリンク先を把握しやすくする。

発表では、検索クエリを複数の観点に広げて関連サイトを探す「クエリファンアウト」などの技術を使い、AIを使った検索機能におけるリンクの表示とランキングを引き続き改善していくとしている。