Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2026 年 3 月

Microsoft 365 Copilot の新機能 | 2026 年 3 月

※本ブログは、米国時間 3 月 31 日に公開された “What’s New in Microsoft 365 Copilot | March 2026” の抄訳です。

この記事では、2026 年 3 月の Microsoft 365 Copilot に関する最新情報をお届けします。ユーザーが日々使用するアプリの生産性と効率を高めるのに役立つ Copilot 機能の最新情報を Microsoft 365 管理者の皆様にお伝えするために、新機能と機能強化について毎月ピックアップしてご紹介しています。

それでは、今月の新機能を詳しく見ていきましょう。

ユーザー向け機能:

Copilot Chat における会議の動画要約の作成
Microsoft 365 Copilot アプリのリサーチ ツール、アプリのブランディング、ノートブックの強化
AI in SharePoint
Copilot in Teams による音声要約の対応言語の拡大
Copilot in Excel における Work IQ のコンテキスト活用とローカルのワークブック編集
Copilot in Word での引用元の表示
Copilot in PowerPoint における書式の標準化

Copilot の制御:

Microsoft Purview データ損失防止機能による Web 検索とプロンプトの保護
Microsoft 365 管理センターにおける信頼できる情報源、使用量の多いユーザー、ドメイン除外の管理
Copilot ダッシュボードでの満足度、意図、使用量の追跡
エージェント ビルダーの Copilot Tuning テンプレート

 

ユーザー向け機能
Copilot Chat における会議の動画要約の作成

Copilot Chat から会議の要約を依頼すると、文章による要約に加えて動画要約を作成できるようになりました。動画要約とは、会議の要旨をナレーション付きのハイライト リールに変換したものです。重要なポイントを関連する短い動画クリップと組み合わせ、視覚情報を通じて要点をわかりやすく伝えます。これにより、会議の録画をすべて見なくても、議論の主要な部分だけをすばやくチェックして内容を把握できるようになります。動画要約の機能は Copilot Chat と Microsoft Clipchamp の Web プレーヤーを介して利用でき、録画が有効な 10 分以上の会議が対象となります。なお、初めのうちは英語のみで提供されます。この機能は 3 月から順次提供を開始します。

Microsoft 365 Copilot アプリのリサーチ ツール、アプリのブランディング、ノートブックの強化

Microsoft 365 Copilot のリサーチ ツールで新しい出力形式がサポートされ、ユーザーの好みに沿って洗練されたレポートを生成できるようになりました。生成されたレポートは、PowerPoint や PDF、インフォグラフィック、音声要約へとワンクリックで変換できるため、各ファイル形式で作り直すことなく、対象者に応じた適切なレポートを準備できます。この機能は 3 月から提供を開始 (英語) しています。

Microsoft 365 Copilot のリサーチ ツールで新しい出力形式がサポートされ、ユーザーの好みに沿って洗練されたレポートを生成できるようになりました。

組織の管理者が Microsoft 365 Copilot アプリにブランド独自のフッターを追加できるようになりました。このフッターはアプリ内の Copilot Chat 画面の下部に表示されます。組織によって管理されている承認済みの AI ツールであることがわかるため、ユーザーが信頼して使用できるようになります。ユーザー向けのフッターは Microsoft 365 管理センターで設定できます。この機能は 3 月から提供を開始 (英語) しています。

組織の管理者が Microsoft 365 Copilot アプリにブランド独自のフッターを追加できるようになりました。

Copilot ノートブックのユーザー エクスペリエンスがリニューアルされ、より直観的に操作や作業を行えるようになりました。今回の更新により、参照情報、Copilot ページのコンテンツ、Copilot とのチャット履歴を横並びで表示し、1 つの画面でシームレスに見渡せるようになります。その他にも、参照情報の拡充、新しい概要ページ、Copilot による成果物の生成スピード向上、チームメイトとの共有の簡略化 (英語) といった機能更新を実施しました。この機能は 2 月から提供を開始 (英語) しています。

Copilot ノートブックのユーザー エクスペリエンスがリニューアルされ、より直観的に操作や作業を行えるようになりました。

Copilot in Teams による音声要約の対応言語の拡大

音声要約が新たに 7 つの言語に対応し、グローバルなチームのメンバーが、それぞれに最適な言語で会議の内容を簡単に把握できるようになりました。英語に加えて、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポルトガル語、スペイン語で AI による音声要約を作成し、再生することができます。音声要約を使用すれば、通勤中や複数のタスクを同時に行っているとき、あるいは読むことよりも聞くことを好む場合でも、複数回にわたる会議の主な論点や決定事項、アクション アイテムを把握できます。今回の更新により、この機能をより多くの言語で利用できるようになります。この機能は 3 月から提供を開始 (英語) しています。

AI in SharePoint

2025 年 9 月にナレッジ エージェントとして登場した機能が改称され、新たな機能を備えた AI in SharePoint に生まれ変わりました。AI in SharePoint により、エージェント型 AI を用いた構築機能とコンテンツ インテリジェンスを SharePoint から直接利用できるようになります。チーム メンバーが自然言語を使用して指示するだけで、サイト、ライブラリ、ページ、リストの計画や構築を行えます。技術的な専門知識がなくても、何を構築したいかをわかりやすい言葉で説明するだけでよいため、SharePoint での作業がより身近なものになります。AI in SharePoint は 3 月にパブリック プレビューとして公開されており、5 月から全世界に向けて提供を開始する予定です。

AI in SharePoint

計画と構築に関する前述の新しいエクスペリエンスに加えて、AI in SharePoint はメタデータを自動で抽出して適用し、コンテンツの変化に応じてライブラリを最適化します。また、Microsoft 365 全体で Copilot やエージェントが正確に動作するよう、情報を整理して構造化された状態に保ちます。今回のプレビューには Anthropic の Claude モデルが使用されています。これらの機能は 3 月にパブリック プレビューとして公開されており、5 月から全世界に向けて提供を開始する予定です。

AI in SharePoint はメタデータを自動で抽出して適用し、コンテンツの変化に応じてライブラリを最適化します。

Copilot in Excel における Work IQ のコンテキスト活用とローカルのワークブック編集

Copilot in Excel を使用して編集を行う際、メールや会議の記録、チャット、ファイルなどから Work IQ が特に関連性の高いコンテキストを自動的に取り込みます。ユーザーが手動で参照する必要はありません。これにより、Copilot はユーザーとその業務内容、業務上の関係性に関する最新のコンテキストを反映して、より正確かつ複数ステップにわたる編集作業を実行できるようになりました。この機能は 3 月から提供を開始しています。

Copilot in Excel における Work IQ のコンテキスト活用とローカルのワークブック編集

Windows と Mac の両方のデバイスで、Copilot がローカルに保存されている最新形式の Excel ワークブックに対して複数ステップの編集を行えるようになりました。これにより、ファイルをクラウドに保存する必要がなくなり、ファイルの保存場所を問わず柔軟に Copilot を使用して作業できるようになります。この機能は 3 月から提供を開始 (英語) しています。

Copilot in Word での引用元の表示

Copilot in Word を使用して編集を行う際、Web 上のコンテンツや Work IQ が示す情報源を参照して応答が生成された場合に、引用元が自動的に表示されるようになりました。これにより、コンテンツの出典に簡単にアクセスして事実確認を行えるため、情報の透明性が向上し、ドキュメントの正確さに対する信頼度が高まります。また、Copilot によるすべての編集において、常に信頼できる情報源を参照できるようになります。この機能は 3 月から提供を開始しています。

Copilot in Word での引用元の表示

Copilot in PowerPoint における書式の標準化

PowerPoint で「Edit with Copilot」を有効にすると、プレゼンテーションの見た目をすばやく標準化できます。フォントの種類やサイズ、箇条書きのスタイルなどが全スライドにわたって自動で一括更新されるため、面倒な調整を手作業で行う必要がなくなります。これにより、書式設定の作業が効率化されると共に、全体的に統一感のある洗練されたデザインのプレゼンテーションができあがります。常に一貫性のある完成度の高いスライドを作成できるため、ユーザーはドキュメントの内容やメッセージに集中できるようになります。この機能は 3 月から Web 版での提供を開始しており、Windows 版と Mac 版でもまもなくリリースされる予定です。

Copilot in PowerPoint における書式の標準化

Copilot の制御
Microsoft Purview データ損失防止機能による Web 検索とプロンプトの保護

Microsoft 365 Copilot と Copilot Chat の Microsoft Purview データ損失防止 (DLP) 機能が強化され、機密データを含んだ Web 検索まで保護が拡大されます。このリアルタイムの制御機能を使用し、ユーザーが Copilot の Web 検索用プロンプトに機密情報を入力するのを防ぐことで、内部のデータ ソースを情報源とした応答を可能にしながら、データの漏えいや過剰共有のリスクを軽減できます。この機能は 3 月にパブリック プレビューとして公開されており、6 月から全世界に向けて提供を開始 (英語) する予定です。

Copilot の制御

Microsoft Purview DLP ではさらに、プロンプトまで保護を拡大し、機密情報が Copilot のプロンプト内で使用されるのを防げるようになりました。管理者がポリシーを設定しておくことで、財務データや国民識別番号、口座番号、カスタム指定の機密情報といった機密データがプロンプトに含まれている場合に、それを検知し、Copilot によるプロンプトへの応答、内部データ ソースへのアクセス、Web 検索を制限することができます。この機能は 3 月から提供を開始 (英語) します。

Microsoft Purview DLP ではさらに、プロンプトまで保護を拡大し、機密情報が Copilot のプロンプト内で使用されるのを防げるようになりました。

Microsoft 365 管理センターにおける信頼できる情報源、使用量の多いユーザー、ドメイン除外の管理

Microsoft 365 管理センター内の Copilot Search のセクションで、信頼できる情報源を管理できるようになります。この機能を使用すると、管理者が SharePoint Online のサイトを組織にとって信頼性の高いコンテンツとして指定でき、Copilot の検索結果におけるサイトの関連性と順位が向上します。この機能は 4 月から提供を開始 (英語) します。

Microsoft 365 管理センターにおける信頼できる情報源、使用量の多いユーザー、ドメイン除外の管理

新しいカテゴリとして、使用量の多いユーザーを確認できるようになりました。これは、使用量ベース (従量課金制) で Copilot のサービスを利用している組織において、使用量の多いユーザーを IT チームや財務チームがすばやく特定できるようにするための機能です。使用量の多いパターンを一元的に把握できるようにすることで、潜在的なコスト要因を早期に発見して迅速に調査を行い、十分な情報に基づいてライセンスの最適化に関する判断を下せます。こうした分析情報を活用すれば、AI の導入や業務プロセスの改革を妨げることなく、組織の支出を適切に管理し、ライセンスの割り当てを最適化して、ビジネスの価値に見合うように使用量を調整できるようになります。この機能は 3 月から提供を開始 (英語) しています。

新しいカテゴリとして、使用量の多いユーザーを確認できるようになりました。

Web グラウンディングにおけるドメイン除外機能により、管理者が指定した一部のサイトを Microsoft 365 Copilot と Copilot Chat による Web グラウンディングの対象から除外できるようになります。Copilot が回答の生成時に参照する外部の Web ソースを IT チームが制御できるため、コンプライアンス要件やコンテンツのガバナンス要件に沿った運用が実現します。

この機能は 4 月から提供を開始 (英語) します。

Copilot ダッシュボードでの満足度、意図、使用量の追跡

Microsoft 365 Copilot に対するユーザーの満足度を大規模に追跡できるようになりました。Copilot の応答に対する高評価と低評価の内訳を Copilot ダッシュボードで確認することにより、ユーザーが Copilot の価値をどのように捉えているかを把握できます。時間の経過に伴う推移やグループ別の内訳を確認することも可能です。この機能は 3 月から提供を開始 (英語) しています。

Copilot ダッシュボードでの満足度、意図、使用量の追跡

Copilot ダッシュボードと Viva Insights の高度な分析機能に管理者向けの新しい指標が追加され、Microsoft 365 の各種アプリに関する一般的なユーザーの意図や Copilot の利用パターンを把握しやすくなります。この新たな指標を使用することで、Microsoft 365 Copilot アプリ、Edge、OneNote での Copilot 関連のタスクを追跡すると共に、Outlook、Word、Excel、PowerPoint における主要な意図に基づくシナリオ (返信の提案、翻訳、コーチング、データのクリーニングなど) を分析できます。この機能は 4 月から提供を開始 (英語) します。

Copilot ダッシュボードと Viva Insights の高度な分析機能に管理者向けの新しい指標が追加され、Microsoft 365 の各種アプリに関する一般的なユーザーの意図や Copilot の利用パターンを把握しやすくなります。

エージェント ビルダーの Copilot Tuning テンプレート

複雑なドキュメントの下書き作成、ガイドラインに基づくドキュメントの検証、特定の文体に沿った文章の編集といったタスク用に設計された 新たな Copilot Tuning テンプレートがエージェント ビルダーに追加されます。Copilot Tuning が有効になっているユーザーは、組織独自のデータやプロセス、標準に基づいてコンテキストやツール、基盤モデルをチューニングし、テンプレートから作成したエージェントをさらにカスタマイズすることが可能です。組織の働き方に合ったカスタムのエージェントを用意することで、チームの業務を後押しできます。この機能は、Microsoft 365 Copilot のライセンスを 5,000 シート以上保有する大規模な組織を対象としています。4 月に Frontier プログラムを通じてリリースした後、6 月から全世界への提供を開始 (英語) する予定です。

エージェント ビルダーの Copilot Tuning テンプレート

関連情報: Microsoft 365 ロードマップ (英語) では、生産性向上アプリやインテリジェントなクラウド サービスに関する最新の情報をご覧いただけます。Microsoft 365 Copilot のリリース ノートでは、一般提供中 (Microsoft 365 アプリの最新チャネル) および各プラットフォームに固有の Microsoft 365 Copilot 機能をご確認いただけます。開発中、近日リリース予定、一般提供中の機能については、定期的にアクセスしてご確認ください。ロードマップに記載の日付はあくまで予定であり、変更される可能性があります。