米国のトランプ大統領(写真:ロイター/アフロ)
[ロンドン発]イランとの和平交渉を継続するためとして、ドナルド・トランプ米大統領は5月5日、ホルムズ海峡で立ち往生した船舶を誘導する「プロジェクト・フリーダム」をわずか1日で一時停止するとSNSのトゥルース・ソーシャルに投稿した。
「プロジェクト・フリーダム」停止の理由はサウジが基地・領空の使用を制限したから
「作戦の目覚ましい軍事的成功、イラン代表との完全かつ最終的な合意に向けた大きな進展を踏まえ、合意が最終的に締結されるかどうかを見極めるため、ホルムズ海峡における船舶の航行を可能にする『プロジェクト・フリーダム』を短期間停止することで合意した」(トランプ氏)
トランプ政権のピート・ヘグセス国防長官は「停戦は終わっていない」と述べ、マルコ・ルビオ国務長官は2カ月に及んだ「エピック・フューリー作戦」の終結を宣言した。ルビオ氏によると、米国はホルムズ海峡の再開を目指して「防御的」な立場に移行したという。
真相はどうなのか。米NBCニュース(5月7日付)は「実際にはサウジアラビアが米軍による作戦遂行のための基地や領空の使用を停止したことからトランプ氏はプロジェクト・フリーダムを中止した」と解説している。同盟国への根回し欠如や準備不足が原因とみられる。