「純正モデル用」と「外部モデル用」の声で聞き分け?
Image:Primakov/Shutterstock.com
次期iOS 27では、SiriやApple Intelligenceの各種AI機能に使うモデルを、Google GeminiやAnthropic Claudeなど複数のサードパーティAIからユーザーが選べる仕組みが導入されると、Bloombergが報じている。
アップルの内情に詳しいMark Gurman記者によると、この新機能は社内で「Extensions(拡張)」と呼ばれているという。
ソフトウェアのテスト版では、Extensionsについて「SiriやWriting Tools、Image PlaygroundなどのApple Intelligence機能を通じ、インストール済みアプリの生成AI機能へ必要に応じてアクセスできるようにする」と説明されているとのことだ。つまり、テキスト生成・編集や画像生成・編集などのタスクごとに、GeminiやClaudeといった好みの外部AIモデルを選べる見通しである。
この方針は、「ユーザーが複数の外部AIサービスから選択し、自社ソフトウェア全体の機能を動かせるようにする予定であり、デバイスを包括的なAIプラットフォームへ変える戦略をさらに推し進める」ものだと報告されている。
ユーザーは、App Storeアプリ経由で対応するAIモデルを選択できるようになるという。関係者の証言によると、すでにGoogle GeminiとClaudeの統合がテストされているとのことだ。
これは、アップルがGoogleと協力し、GeminiをネイティブのSiriおよびApple Intelligence機能に組み込む契約とは別の話とされる。GeminiはSiriの基盤技術の一部として動作するとともに、テキストや画像生成・編集ではサードパーティ拡張としても選択できる形になるとみられる。
また今回の報告は、3月のBloomberg報道に続くものである。当時は、ExtensionsシステムはSiriと連携するものとして伝えられていた。だが今回新たに、音声アシスタント以外のApple Intelligence関連アプリにも対応範囲が広がることが明らかになった形だ。
さらにSiriに関しては、各AIモデルごとに異なる音声を選べるようになるとも伝えられている。すなわち、「アップル純正モデル用の声」と「外部モデル用の声」を分けて設定できる機能もテストされているとのことだ。通常のSiriとGeminiやClaudeによる回答は、声で聞き分けられるようになるようである。
iOS 27は、6月8日に開幕するWWDCで発表される見通しだ。Apple Intelligence関連の新機能はiPadOS 27やmacOS 27にも追加されるとみられており、これらシステムに統合されたAIモデルがデスクトップ環境の生産性をどのように改善するのかも興味深いところである。
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