Pixel の Android AICore のストレージが増える理由。Gemini Nano アップデート中の一時的な現象

2026
5/03

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Google は、Android AICore がストレージを大量に消費している原因について、公式ヘルプページで説明を公開しました。

Pixel 8 Pro 以降の Pixel シリーズや対応する Android デバイスを使っていて、ストレージの使用状況を確認したときに「AICore」が予想外に大きな容量を占めていることに気づいたユーザーもいるかもしれません。

Google によると、この現象はアップデート中の一時的なものであり、ユーザー側での対処は不要です。

目次

Android AICore とは

Android AICore は Android 14 以降を搭載した対応デバイスで動作するシステムサービスで、オンデバイス AI モデル「Gemini Nano」をデバイス上で直接動作させ、さまざまな AI 機能をバックグラウンドで処理します。

Google Pixel の Android AICore アプリのアプリ情報画面のスクリーンショットGoogle Pixel の Android AICore アプリのアプリ情報画面のスクリーンショットGoogle Pixel 上の Android AICore アプリ

Google が公表している主な用途は以下のとおりです。

高度な校正: 入力中の文章の文法や表現の補正

音声認識(ASR): 音声ストリームや音声ファイルのテキスト変換

詐欺・スパム検出: メッセージ内容の解析による疑わしいものの検出

スマートリプライ: Gboard を通じた文脈に応じた返信候補の表示

要約: レコーダーアプリなどで録音した音声の自動要約

翻訳: テキストの他言語への翻訳

これらの処理はデバイス内で完結するため、個人情報がクラウドや Google に送信されることはなく、機内モードや圏外の状態でも動作します。

ストレージが増える理由

Google の公式ヘルプページによると、ストレージ使用量が増加するのは、バックグラウンドで Gemini Nano の新バージョンへのアップデートが行われているタイミングです。

アップデート中、AICore は新旧 2 つのモデルを最大 3 日間並行して保持するため、数 GB 規模の大容量モデルである Gemini Nano の影響でこの期間中にストレージの占有量が大きく増加します。

Google Pixel デバイスの AICore アプリのストレージ使用量を示す画面のスクリーンショットGoogle Pixel デバイスの AICore アプリのストレージ使用量を示す画面のスクリーンショットGoogle Pixel の AICore アプリのストレージ使用量の例

これは、新バージョンへの移行後にエラーが発生した場合でも旧バージョンへ切り戻せるよう、フェイルセーフとして新旧モデルを並行保持する設計になっているためです。

旧モデルを先に削除してしまうと、問題が生じた際に数 GB のデータを再ダウンロードする必要が生まれるため、安定性が確認されるまで保持しておくようになっています。

システムが新バージョンの安定性を確認した時点で、旧モデルは自動的に削除され、ストレージ使用量は元の水準に戻ります。

対処は不要、確認方法だけ押さえておく

ストレージが急に増えたからといって、データの削除やアプリの初期化をする必要はありません。最大 3 日程度待てば自動的に解消されます。そのため、Pixel のバグや不具合ではありません。

AICore はバックグラウンドで動作するサービスであり、ユーザーが直接操作する場面はありませんが、AICore が使用している現在のストレージ使用量は [設定] > [アプリ] > [AICore] から確認できます。

対象となるのは、AICore に対応した Pixel 8 Pro、Pixel 9 シリーズ、Pixel 10 シリーズなどの Gemini Nano 対応デバイスです。

今後 Gemini Nano 4 への移行が段階的に進むにあたって、同様の一時的な増加が生じる可能性がある点も押さえておいてください。