グーグルがGeminiに広告を導入する日も近いかもしれない | Business Insider Japan

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矢印Alphabet CEO Sundar PichaiGoogleCEOサンダー・ピチャイ。Bloomberg/Getty Images

グーグル(Google)はこれまでのところ、Gemini AIアプリに広告を掲載していないが、その可能性を排除しているわけではない。

最高ビジネス責任者のフィリップ・シンドラーは2026年4月29日の決算説明会で、グーグルはAIモード——AIを活用した会話型の検索機能——における広告に現在注力しているが、最終的には単独のGeminiアプリにも展開される可能性があると述べた。

「現時点で注力している領域はAIモードだが、AIモードでうまく機能するフォーマットはGeminiアプリにも問題なく移行できると我々は確信している、と言っても差し支えないだろう」(シンドラー)

AIモードに加え、グーグルはAI概要(AI Overviews)にも一部広告を掲載しているが、単独のGeminiは広告なしの状態を維持している。グーグルのグローバルVP(広告担当)は2026年1月にBusiness Insiderに対し、Geminiへの広告掲載について「計画はない」と語っていた。

4月29日の説明会でシンドラーは、グーグルがGeminiアプリのサブスクリプションプランと「優れたユーザー体験の創出」に力を入れていると述べる一方、広告がうまく実施されればGeminiの成長において重要な役割を果たし得るとも語った。

「しかし、はっきり言っておきたいのは、広告は常に製品を数十億人規模に拡大するための重要な要素であり続けてきたということだ。うまく実施されれば、広告は非常に価値があり、有益なビジネス情報となり得る。適切なタイミングで計画を共有すると言ってきた通り、焦って進めるつもりはない」(シンドラー)

OpenAIは、ChatGPTの無料会員および低価格サブスクリプション会員向けに広告の展開を始めたばかりだ。アンスロピック(Anthropic)はOpenAIのこの決定を2月のスーパーボウル広告で皮肉り、自社のAIモデルであるClaudeには広告を掲載しないと表明した。

グーグルはすでにSearchとYouTubeにわたる巨大な広告事業を持っており、チャットボットにまだ広告を導入しなければならないということではない。

その代わりに、同社はより高度なGemini機能を有料サブスクリプションにまとめており、最先端のAIに加えてFitbit Premiumや写真ストレージなどの特典も含まれている。同社は、決算説明会で、サブスクリプション事業全体の有料会員数が3億5000万人に達したと発表した。