Microsoft 1〜3月期は18%増収 Azure 40%増、Copilot有償シートは2000万超に – エキサイトニュース

米Microsoftは4月29日(現地時間)、同社2026年度第3四半期(2026年1~3月期)の決算を発表した。AI需要とクラウド事業の拡大を背景に、売上高・利益とも市場予想を上回った。

1~3月期の売上高は前年同期比18%増の828億8600万ドル。純利益は同23%増の317億8000万ドル(GAAPベース)、1株当たり純利益(EPS)は4.27ドルとなり、アナリストの予想平均(売上高約813億9000万ドル、EPS約4.06ドル)を上回った。

好決算を受けてMicrosoft株は時間外取引で一時3%ほど上昇した。しかし、決算説明会において、メモリなど部品価格の上昇から2026年の設備投資額が1900億ドルに達する見通しが示された後、下落に転じた。部品価格上昇の影響は約250億ドルになると予測している。

以下は事業部門別の売上高である。
○More Personal Computing

Windows、デバイス(Surface)、ゲーミング(Xbox)、検索広告などを含む部門の売上高は、前年同期比1%減の131億9200万ドルだった。

「Windows OEM(PCメーカー向けのライセンス)およびデバイス」の売上高は同2%減。デバイスが落ち込んだ一方、メモリ価格上昇を背景にOEM各社が在庫を積み増し、Windows OEMの伸びが下支えした。

「ゲーミング」は、「Xboxコンテンツおよびサービス」が同5%減、「Xboxハードウェア」は同33%減だった。

「検索およびニュース広告」は、 トラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売上高が同12%増となり、堅調な成長を維持した。

○Productivity and Business Processes

Office製品、Microsoft 365、LinkedIn、Dynamicsなどを含む「Productivity and Business Processes」の売上高は、前年同期比17%増の350億1300万ドルだった。

Microsoft 365の法人向けクラウドの売上高は同19%増。E5とMicrosoft 365 Copilotがユーザー1人あたり売上を押し上げており、M365 Copilotの有償シート数が2,000万を突破した。商用シート数全体も6%増となり、中小企業向け・現場従業員向けプランが牽引した。

Microsoft 365商用プロダクトの売上高は1%増。顧客のクラウドサービスへの移行が引き続き進んでいる。

個人向けMicrosoft 365のクラウド売上高は同33%増となり、契約数は7%増加した。

LinkedInの売上高は同12%増だった。
○Intelligent Cloud

Azureやサーバー製品を含む「Intelligent Cloud」の売上高は、前年同期比30%増の346億8100万ドルだった。

「Azureおよびその他クラウドサービス」の売上高は同40%増。プラットフォーム全般でサービス需要が強く、全ワークロードで伸びが続いた。

一方で、AIインフラへの投資負担は今後の焦点である。1~3月期の有形固定資産への追加投資は308億7600万ドルで、前年同期の167億4500万ドルから大きく増加した。

営業キャッシュフローは466億7900万ドルで、そこから有形固定資産への追加投資を差し引いたフリーキャッシュフローは約158億300万ドルとなる。