
オイルポンプジャックとシェブロンのロゴのイメージ写真。3月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[ワシントン 29日 ロイター] – トランプ米大統領は、イランの港湾封鎖を数カ月にわたり継続する必要が生じた場合に原油市場の安定化に向けた措置について協議するため、米石油大手シェブロン(CVX.N), opens new tabを含む大手エネルギー企業の幹部らとの会合を28日に開いた。ホワイトハウス当局者が29日、明らかにした。
会合にはバンス副大統領、ベセント財務長官、ワイルズ大統領首席補佐官、ウィットコフ中東担当特使、トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏らも出席。ホワイトハウス当局者は「トランプ大統領が世界の原油市場を緩和するために講じてきた措置や、必要に応じて現在のイラン港湾封鎖を数カ月にわたり継続しながら、米国の消費者への影響を最小限に抑えるための措置について協議した」としている。協議の内容は米国の原油生産のほか、原油先物、海運、天然ガスなど幅広いテーマにわたったという。
シェブロンの広報担当者は、マイク・ワース最高経営責任者(CEO)が米国とイスラエルによるイランに対する軍事攻撃で混乱が広がっている原油市場について協議するため会合に出席したと明らかにした。
中間選挙を11月に控え、原油価格の高騰はトランプ大統領と共和党にとってリスク要因になっている。ホワイトハウス当局者は「出席した幹部はいずれも、米国のエネルギー優位性の確保に向けトランプ大統領が講じてきた措置を高く評価しており、現時点でトランプ氏は正しい対応を取っているとの考えを示した」と指摘。トランプ大統領は国内外のエネルギー市場を巡る見解を得るため、エネルギー業界幹部と定期的に会合を重ねていると述べた。
トランプ政権は燃料価格の引き下げを目指し、製油所の環境対策の緩和などの追加的な措置を講じる可能性がある。
ホワイトハウスのケリー報道官はイラン封鎖が長期化する可能性に関する質問に対し、トランプ大統領の外交重視の姿勢に変わりはないとした上で、「港湾封鎖が成功していることで、米国はイランに対し最大限の影響力を確保している。トランプ大統領は米国の国家安全保障を守る内容の合意のみを受け入れる」と述べた。
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