OpenAIのリーダーたちはAGIの開発を急ピッチで進めており、人間のタイピング速度を制限要因と見ている。Matteo Della Torre/NurPhoto via Getty ImagesOpenAIのCodexの開発責任者によると、人間のタイピング速度がAGIの進歩を制限しているという。アレクサンダー・エンビリコスはその理由について、人間がプロンプト入力に頼ってAIの仕事をレビューしているからだと述べた。エンビリコスによると、AIエージェントが人間の代わりにレビューするようになると進歩が見られるという。
とにかく。タイピングを。速くする。
AI(人工知能)業界が、どれほど本気でAGI(汎用人工知能)の実現を急いでいるか、その兆候を望むのであれば、AI開発のリーダーの1人が人間のタイピング速度を最大の障害と見ていることがそれに当たるだろう。

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OpenAIのコーディング・エージェント、Codexの製品開発責任者、アレクサンダー・エンビリコス(Alexander Embiricos)は2025年12月14日、ポッドキャスト「Lenny’s Podcast」で、AGIに向けて「今、過小評価されている制限要因」は、「人間のタイピング速度」や「プロンプトを書く際の人間のマルチタスク処理速度」だと述べた。
AGIは、人間と同等かそれ以上の推論能力を持つ、今はまだ理論上のAIだ。すべてのAI企業がいち早く実現しようと競い合っている。
「エージェントに自分の作業をすべて監視させることはできるが、もしそのエージェントが自分自身の仕事を検証するところまで担っていなければ、結局は『その大量のコードを人間が全部レビューできるのか?』という点でボトルネックが残ってしまう」とエンビリコスは述べた。
エンビリコスの見解では、人間はプロンプト作成やAIの作業検証から解放される必要がある。なぜなら人間の処理速度はAIに追いつかないからだ。
「もし、エージェントがデフォルトで役に立つように、システムを再構築することができるなら、ホッケー・スティック型の成長が始まるだろう」とエンビリコスは述べた。
「ホッケー・スティック型の成長」とは、ホッケーのスティックのように、横ばいでスタートし、急激に上昇する成長曲線を表現するのに使われる用語だ。
エンビリコスによると、ワークフローを完全に自動化する単純な道はない。どんなユースケースにも、独自のアプローチが必要だ。しかし、すぐにこのレベルの成長に向けた進歩が見られると予想しているという。
「来年から、早期導入企業の生産性が急速に上がり始め、その後、数年かけて、ますます多くの企業でそうなるだろう」とエンビリコスは述べた。
早期導入企業が生産性の向上を実感し始める時期と、テック大手がAIエージェントによるプロセスの完全自動化を実現する時期、その間のどこかで、我々はAGIを目にするという。
「その急成長はAIラボに還流し、その時、我々はAGIを到達するだろう」とエンビリコスは述べた。

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