連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術
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Microsoft 365 Copilotの進化により、社内で多様なエージェントを作成できる環境が整ってきました。一方で、エージェントが増えることで新たな課題が生じています。それがAIエージェントの管理です。そこでマイクロソフトは2025年11月にその解決策として「Microsoft Agent 365」を発表しました。AIエージェントにIDを付与し、人間の従業員と同様に管理するという革新的なアプローチです。これにより、企業の人事戦略にも大きな影響を与えます。Agent 365によって何が変わるのか、その「変化」について解説します。
執筆:内田洋行 太田 浩史
1983年生まれ、秋田県出身。2010年に自社のMicrosoft 365(当時BPOS)導入を担当したことをきっかけに、多くの企業に対してMicrosoft 365導入や活用の支援をはじめる。Microsoft 365に関わるIT技術者として、社内の導入や活用の担当者として、そしてひとりのユーザーとして、さまざまな立場の経験から得られた等身大のナレッジを、各種イベントでの登壇、ブログ、ソーシャルメディア、その他IT系メディアサイトなどを通じて発信している。

Microsoft Agent 365で何ができるのか?
(筆者提供)
超進化する「生成AI&エージェント」
生成AIを支える大規模言語モデルの性能は日々進化し続けており、より複雑なタスクにも対応できるようになっています。特にMicrosoft 365 Copilotで採用されているOpenAIのGPT-5は、推論(Reasoning)の能力を大幅に伸ばしました。
これにより、ユーザーから受け取った複雑なタスクの意図を理解しながら、その目的を達成するためのステップを計画できるようになりました。これがエージェント化推進の技術的な後押しとなっています。
またMicrosoft 365 Copilotでは、業務や用途に合わせたエージェントを作成する環境も強化されてきています。Copilotのチャット画面から利用できる「Agent Builder」では、SharePointやTeams、Outlookなど、より多くの情報にアクセスできるようになりました。
さらにローコードのエージェント作成ツールであるCopilot Studioでは、エージェントのAIモデルとしてGPT-5のほかにClaudeにも対応。そのほか、ユーザーの行動に合わせて自動的に動作する自律型エージェントも作成できるようになっています。もちろん、プロの開発者がコードを書いて、より高度なエージェントを開発することもできます。

【画像付き記事全文はこちら】業務や用途に合わせて、多くのユーザーがエージェントを作成できるように、さまざまなツールが用意され進化している
(筆者提供)
このように、利用範囲や役割、実行されるタスクの複雑さなどに応じて、さまざまなユーザーが自身の業務に役立つエージェントを自由に作ることができます。今後、(マイクロソフト以外の)サードパーティーベンダーによるエージェント提供が増えることで、Copilotを通じてより多様なサービスや機能を利用できるようになるでしょう。
ここで見えてくるであろう新たな課題は、こうしたエージェントをどのように管理すべきかです。この課題に対してマイクロソフトが発表した新サービスが「Microsoft Agent 365」です。
【次ページ】「Agent 365」は何ができる?
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