(CNN) サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地が先月27日にイランの攻撃を受けた問題で、欧州航空宇宙大手エアバスがCNNに提供した新たな人工衛星画像に、破壊された米軍の早期警戒管制機(AWACS)「E3セントリー」の残骸が捉えられていることが分かった。

この衛星画像は3月29日に撮影されたもので、胴体中央の大部分が攻撃で破壊され、通常は機体上部に取り付けられている特徴的な回転式レーダードームが地上に落下した様子が確認できる。損傷した機体の周囲には複数の車両も見える。

同じ衛星画像では、屋外に駐機する別のE3セントリー2機も写っており、攻撃後少なくとも2日間は格納庫に移されていなかったことがうかがえる。E3のうち1機は破壊された機体から1300メートル足らずの場所に置かれていた。

プリンス・スルタン空軍基地の屋外に、5機の給油機と1機の「E3セントリー」が駐機しているのが確認できる=3月29日/Airbus
プリンス・スルタン空軍基地の屋外に、5機の給油機と1機の「E3セントリー」が駐機しているのが確認できる=3月29日/Airbus

他にも空中給油機や「E2ホークアイ」早期警戒機など、複数の航空機が野ざらしの状態にあるのが確認できる。

CNNは米中央軍にコメントを求めている。

2026年3月29日にSNSで入手され公開された写真。サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地で損傷した「E3セントリー」が写っている/Social Media/Reuters
2026年3月29日にSNSで入手され公開された写真。サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地で損傷した「E3セントリー」が写っている/Social Media/Reuters

早期警戒管制機は地上から成層圏まで最大約31万平方キロの戦闘空間を空中から監視でき、ここ数十年の米軍に欠かせない重要戦力となっている。