(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は、レバノンからの越境攻撃を阻止するため、レバノン南部における安全緩衝地帯の拡大を命じたと発表した。

ネタニヤフ氏はビデオ声明で「レバノンにおける既存の安全保障地帯をさらに拡大するよう指示した。最終的に侵略の脅威を阻止し、対戦車ミサイルによる攻撃を国境から遠ざけるためだ」と述べた。

ここ数週間、イスラエルはレバノン南部への攻勢をさらに強めている。イスラエル軍はリタニ川以南の地域を占領し、レバノン市民に避難を呼びかけている。

イスラエル軍はレバノン南部における大規模攻撃の一環で、同国を二分するリタニ川にかかる複数の橋をここ数日間で爆破した。

米イスラエルとイランとの衝突が続く中、イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラとの敵対行為は激化している。

イスラエルの攻撃によりレバノン南部で立ち上る煙=28日/Stringer/Reuters
イスラエルの攻撃によりレバノン南部で立ち上る煙=28日/Stringer/Reuters

人権活動家らは27日、イスラエル軍による川の検問所の破壊行為により、レバノン南部の数万人の住民が「生命線」を断たれると警告した。レバノン各地では殺害や破壊の件数、避難民の数が急増している。

ネタニヤフ氏はビデオ声明の中で、イスラエルはイランとその代理勢力に対し「圧倒的な力」をもって攻撃していると述べた。「我々は大きな成果を上げており、イランのテロ政権に明らかなくさびを打ち込んでいる」