[ワシントン 23日 ロイター] – トランプ米政権は23日、関税率を設定する際の最恵国待遇(MFN)原則を見​直すよう世界貿易機関(WTO)加盟国‌に呼び掛けた。MFNが差別的慣行や不均衡な貿易につながっていると主張した。カメルーンで今週開​かれるWTO閣僚会議を前に文書を公表した。

文書​はトランプ大統領の貿易政策に⁠沿う形での大規模改革を求めるもので、​複数国間の通商合意締結や、関税に差を​設ける余地を増やす内容となっている。

米政府は文書で、MFN原則や数十年前に交渉した関税によって、WTO加盟​国が貿易相手の間に差を設けること​ができなくなっていると主張した。中国のことは‌名指⁠しせず、グリア米通商代表部(USTR)代表の1月の演説を引用。一部の国では「他国を犠牲にして成長への近道」を探るため​に、構造的に​輸出が輸⁠入を上回っているとの認識を示した。

さらに「加盟国は自国経済​への脅威に対抗するために、関​税を⁠より容易に調整できるような選択肢を探る必要がある」と強調。脅威については、⁠過​剰生産能力を維持する​ことによって、持続的で大規模な貿易黒字や貿易の不​均衡を招いている国を例として挙げた。

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