
写真は米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁。ワイオミング州ジャクソンホールで2025年8月撮影。REUTERS/Jim Urquhart
[ワシントン 23日 ロイター] – 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は23日、失業率が比較的安定して推移する中、米経済が直面する最大のリスクはインフレであるとの見方を示した。ただ、イラン紛争が早期に解決すれば、連邦準備理事会(FRB)は依然として年内に利下げに踏み切る可能性があると述べた。
グールズビー氏はCNBCの番組「スクワーク・ボックス」で、ガソリン価格の高騰が消費者のインフレ期待に影響を与える可能性がある中、FRBは「現時点では、雇用よりもインフレ抑制を若干優先すべき」と指摘。「インフレがすでに不快なほど高い水準にあるところに、ガソリン価格の高騰という長期的なショックが加われば、非常に深刻な局面を迎えることになる」とし、「これが経済に長期的な影響を与えないことを願うしかない」と述べた。
また、FRBの金融政策見通しを巡っては、「年内の利下げの可能性について楽観的な見方を維持しているが、インフレの(改善を示す)証拠が必要」と言及。FRBが複数回の利下げ環境に戻る可能性もある一方で、利上げが必要な状況も想定されるとの見方を示した。
その上で、歴史的に、石油ショックはスタグフレーションをもたらし、インフレと失業の双方を悪化させてきたと指摘。原油価格の高騰が経済の他の分野に影響を与えるまで、どれくらい時間がかかるか把握しようとしていると述べた。
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