今回のCP+2026は、初お披露目の新型カメラが少なかったこともあり、交換レンズに注目が集まっている。

そこで本稿では、2026年に登場した国内メーカーのホットなAF交換レンズについて紹介する。なお、一部は実機を手に取れない参考出品だ。

タムロン35-100mm F/2.8 Di III VXD(Model A078)

3月26日(木)にソニーEマウント用とニコンZマウント用が発売される「35-100mm F/2.8 Di III VXD(Model A078)」を初めて手に取れる場となっている。

35-100mmという珍しい焦点距離は、24-70mmを少し望遠側にシフトしたイメージだという。カジュアルなポートレートや、旅、街スナップにも使えるサイズ感を特徴としている。

タムロンのラインナップにはよりズーム域の広い「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(Model A058)」もあるが、こちらはサイズを抑えてより身軽に使えるレンズとして開発。それぞれに個性があるため、2本は今後も併売されるという。

また、対応するタムロンレンズに装着することでスマートフォンとBluetooth接続できる「TAMRON-LINK」も新たな話題。これまでは有線接続かつAndroid環境のみで利用できた「TAMRON Lens Utility」が、無線環境やiOSでも使えるようになった。

TAMRON Lens Utilityのデモ。ビデオ雲台やスライダーとの組み合わせ

レンズをリモート操作する活用例としては、フォーカスや絞り値が変化する始点と終点、移動速度、加減速のカーブを設定可能。これらの操作をアプリに任せ、撮影者はカメラを振ることだけに集中できる。つまりこれも、昨今のデジタルカメラにおける動画機能のひとつのテーマとなっている「小規模撮影やワンオペ撮影のサポート」に貢献できる機能だ。

今年のタムロンブースは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とコラボレーション。主人公のマーティが過去にタイムトラベルした1955年のヒルバレーの時計台広場をイメージしたという空間に「タイムマシン」を展示。映画に登場した仕様を再現したDMCデロリアンの実写が置かれ、注目を集めている。

1時間に1回、ショータイムがあるブースの側面にギターが飾られていた。映画内に登場するギブソンES-345のディテールを再現した、エピフォン製の手頃なトリビュート・モデルだ

コラボレーションの経緯は、「Focus on the Future」というブランドスローガンに基づいて“未来を見つめた製品作り”を行うタムロンが、映画の「未来は自分で切り開くもの」というメッセージに共感したからだという。ブース内にはタムロンレンズのマイルストーン的な製品が並べられたコーナーもあり、カメラファンは必見だ。

タムロンブースのヒストリー展示タムロン高倍率ズームの原点「AF28-200mm F/3.8-5.6 LD Aspherical IF Super」トキナー正体不明のトキナーレンズ

ケンコー・トキナーのブースに、何やら謎のレンズが展示されていた。レンズの姿はあるが、焦点距離やスペックなどは非公開。沼澤茂美氏の撮影による作品が大きく展示されているだけという、斬新な展示だった。

この、沼澤茂美氏による作品だけがヒントだソニー

2026年に発売されたソニーレンズは、α7 Vのキットレンズとして発売済みのフルサイズ用の標準ズームレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II」(単品は2026年2月13日発売)。基本的な仕様は従来型と同じだが、最新のαボディの性能に見合ったAF追随性や手ブレ補正の協調制御に対応している。タッチアンドトライコーナーには常設されていないものの、相談カウンターで希望すれば手に取れる。