会津若松市立第五中学校・暴行動画DEATHDOL NOTE (サブ垢)@deathdolnote Xより

あまりにも酷い映像だった。怒りと恐怖、そして被害者の痛々しさに、直視できず目を背けた人も少なくないはずだ。
1月30日16時、X上で公開された学校いじめ暴行映像は、瞬く間に拡散し、社会的な怒りを一気に噴出させた。女子生徒に土下座を強要し、抵抗できない状態で男子生徒が顔面を蹴り続ける。その後も続く嘲笑と笑い声が、完全に常軌を逸脱した集団リンチの現実を突きつけている。

 

DEATHDOL NOTEが投下した偏差値???という爆弾

動画を公開したのは、XユーザーのDEATHDOL NOTE(アカウント名@deathdolnote)だ。

同アカウントは「偏差値???」と題したシリーズで学校内いじめを暴露しており、今回の???は、常軌を逸した内容であることを示す記号として機能している。

「過去一レベルで胸糞の悪い事件です。 調査をお願いいたします。」とポスト。
投稿直後からタイムラインは一変した。「これは犯罪」「完全にアウト」「いじめという言葉で逃がすな」といった投稿が雪崩のように流れ、引用、リポストが連鎖的に増殖。

炎上は一過性のものではなく、時間とともに規模を拡大している。
動画には暴力と嘲笑が生のまま記録されている。その生々しさこそが、視聴者の怒りを決定的なものにした。

 

女子生徒に土下座強要、男子生徒が顔面蹴り

映像に映し出されているのは、もはや「いじめ」という言葉では説明できない集団リンチの瞬間だ。
枯草と砂にまみれた女子生徒は複数人に囲まれ、土下座を強要される。友人とのトラブルについて「自分が悪い」と謝罪しているが完全に逃げ場を失った状態だった。
しかし謝罪だけでは終わらなかった。直後、人物の1人が「そのまま死ねばいいじゃん」と吐き捨て、女子生徒の顔面を蹴る。倒れても、抵抗できなくても、暴行は止まらない。顔面への蹴り、頭部を靴で何度も押し付ける様子が記録されている。その後も目が開かなくなるほど殴られており、被害者の物とされるスマートフォンを壊した写真も上げられた。

拡散が進むにつれ、視聴者は一緒に上げられた写真の細部にも注目し始めた。特に指摘が相次いでいるのが、足にタトゥーが入っている人物の存在だ。

「中学生に見えない」「全員が未成年とは限らない」といった声が噴出し、暴行に関与した人物の年齢構成そのものに疑問が投げかけられている。
さらに議論を呼んでいるのが、顔面を蹴った人物の特定だ。
映像を精査した一部ユーザーからは、「蹴った人物がスマホを持っている」「指先に水色のネイルのようなものが見える」との指摘が相次いでいる。この点から、「顔を蹴ったのは男子生徒ではなく、女性の可能性もあるのではないか」という見方も浮上している。
従来の「男子生徒が暴行した」という単純な構図では説明しきれない可能性が出てきたことで、怒りはさらに増幅した。

現時点で、暴行の主体が誰なのか、全員が未成年なのか、性別や年齢構成は明らかになっていない。ただし確実なのは、複数人が関与し、土下座を強要し、抵抗不能な相手の顔面を蹴るという行為が行われたという事実だ。
断定できない情報が残されたまま拡散が続くことで、憶測と特定が加速し、炎上は新たな段階に突入している。

 

暴行後も止まらない嘲笑と集団リンチ構造

映像が真に衝撃的なのは、暴行そのものが終わった後の場面だ。
加害者側の男女複数人が集まり、腫れ上がった被害女子生徒の顔写真を囲みながら、

「パンパンやないかーい」「これ、俺やったんだよ」「エグッ」と声を上げて笑い合う。そこには反省や恐怖は一切見られず、むしろ暴行をやり遂げた達成感すら漂っている。

さらに、「おつかれー」と男子生徒1人がその場を去った後も、残された女子生徒たちは「あーあ、目見えない」「悲しい」「きったねぇ」と言葉を揃え、被害者を嘲笑し続ける。その様子は、偶発的な悪ふざけではなく、暴力と侮辱を共有する集団の構造そのものを映し出している。

暴行を振り返り、笑い合い、仲間意識を強める。この一連の行為は、単独の加害ではなく、複数人が関与した集団リンチであることを明確に示している。身体的暴力に加え、精神的な踏みつけが執拗に繰り返されていた。

 

ハッシュタグが炎上を加速、通報と抗議の波

現在、X上では #いじめ #会津若松 #土下座 #暴行 といったハッシュタグがトレンド入りし飛び交い、関連ポストは爆発的に増えている。
炎上の質も変化した。当初は怒りや嫌悪が中心だったが、現在は「学校や警察に圧力をかける」方向へと明確にシフトしている。
学校の直通電話番号、教育委員会、会津若松警察署の連絡先を貼り、「今すぐ通報を」「抗議しろ」と呼びかける投稿が大量に確認されている。世論は、沈黙を許さず、動かない組織を揺さぶる段階に入った。

 

特定班が動き、憤りは制御不能の域へ

ネット上では、加害生徒の特定が進んでいるとする書き込みが相次いでいる。「名前と顔写真が出ている」「インスタを特定した」「家族まで特定中」といった投稿が拡散され、真偽不明ながら炎上をさらに煽っている。
感情表現も一段と激化し、「胸糞最悪」「人間のクズ」「一生消えないトラウマを与えた」「加害者も社会的に終わるべきだ」といった言葉が溢れ返る。
また、動画の残酷な場面が繰り返し引用、リポストされることで、「見てしまって眠れない」「精神的に限界だ」という悲鳴も増えている。炎上はもはや娯楽ではなく、集団的な怒りと苦痛の渦と化している。

 

なぜ止められなかったのかという根源的な怒り

映像の拡散とともに、怒りは「誰がやったのか」から、「なぜ止められなかったのか」へと向かっている。
「ほんとにしんど過ぎて見ていられない」「胸が苦しくなる」という声に加え、「赤ん坊を抱きながら動画を見てしまい、子供は生まれたときから親の宝物なのに、自分の娘が同じ目に遭っていたら正気ではいられない」と、親の立場からの悲痛な投稿も広がっている。

多勢に無勢で行われた暴行が、なぜここまで放置されたのか。
学校で行われる一斉のいじめアンケートについても、「本当のことが書けるはずがない」「隣の席との距離が近い教室で、誰に見られるか分からない状況で声を上げられるはずがない」と、その実効性を疑問視する声が相次いでいる。そこには、大人側の認識の甘さへの強い不信がある。

「また同じ構図」「結局、被害者が晒されないと動かない」「守られるのは加害者側」。
こうした声は、過去の旭川や直近では栃木、大分、熊本、大阪の事件と重ね合わされ日本のいじめ対応そのものへの不信へと広がっている。学校は何を見ていたのか。周囲の大人はどこにいたのか。なぜ暴力がここまでエスカレートするまで止められなかったのかという問いが、いま突きつけられている。

被害女子生徒の心身に残る傷は計り知れない。同時に、この映像を見た無数の人々の心にも深い傷が刻まれた。この事件は、教育現場だけの問題ではなく、社会全体が抱える病理を露呈させた出来事である。