
東京証券取引所。2018年10月11日撮影。REUTERS/Issei Kato
[東京 17日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発し、前営業日比128円99銭高の4万9512円28銭で取引を終えた。警戒されていた11月の米雇用統計を通過し、安心感から買い戻しが優勢になった。人工知能(AI)を巡る好材料も追い風だった。買い一巡後はイベントを控え様子見ムードが広がり、日経平均は前日終値を挟んで方向感を欠く値動きとなった。
今週は後半に米消費者物価指数(CPI)や日銀の金融政策決定会合の結果発表と総裁会見を控えており、市場では様子見姿勢がみられた。日経平均は寄り付きで29円高と小幅に反発した後、マイナス圏に沈み、一時305円安となったが、ほどなくしてプラス圏に浮上、188円高の4万9571円50銭で高値を付けた。後場はマイナス圏とプラス圏を行き来する値動きとなった。
AIを巡っては、米アマゾン(AMZN.O), opens new tabがオープンAIへの投資について協議していると、ロイターが16日、事情に詳しい関係筋の話として報じた。オープンAIの企業価値を5000億ドル以上と評価する可能性がある もっと見る 。
マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは「イベントを控え見送り気分がある中で、AI関連株を物色する動きが再加速している。AI相場への見方は割れているが、足元では行き過ぎた悲観が後退しているようだ」との見方を示した。
主力株では、アドバンテスト(6857.T), opens new tab、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tab、東京エレクトロン(8035.T), opens new tabが1%超高としっかり。キオクシアホールディングス(285A.T), opens new tabは大幅上昇し7%超高。そのほか、大和証券の目標株価とレーティング引き上げを受けて、DOWAホールディングス(5714.T), opens new tab、住友金属鉱山(5713.T), opens new tabがそれぞれ7%超高、4%超高となった。半面、ニッスイ(1332.T), opens new tabは5%超安、ベイカレント(6532.T), opens new tabは2%超安とさえなかった。
TOPIXは続落し、0.03%安の3369.39ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.03%安の1735.22ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆0853億9000万円だった。東証33業種では、値下がりは水産・農林、石油・石炭製品、ゴム製品、陸運など22業種、値上がりは保険、非鉄金属、海運など11業種となった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.4%安の647.8ポイントと、続落した。
きょうプライム市場に新規上場したSBI新生銀行(8303.T), opens new tabは公開価格を9%上回る1586円で初値を付け、1623円で引けた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが662銘柄(41%)、値下がりは882銘柄(54%)、変わらずは65銘柄(4%)だった。
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