欧州委、ロシア凍結資産活用巡り法的提案へ=関係筋

写真は欧州委員会のフォンデアライエン委員長。仏ストラスブールで9月撮影。REUTERS/Yves Herman

[ブリュッセル 3日 ロイター] – 欧州連合(EU)の欧州委員会は今週、凍結されたロシア資産をウクライナ向け融資に活用する法的提案を行う見通しだと関係筋4人がロイターに明らかにした。金融市場からの借り入れや、両方を組み合わせる選択肢も残すという。

EU首脳は10月、今後2年にわたりウクライナの緊急資金需要に対応することで合意した。ただ、ロシアの凍結資産を活用してウクライナに融資を行う案については、資産の多くが保管されているベルギーが懸念を示したため、明確な支持の表明を見送った。

欧州委の計画では、ウクライナはロシアが戦争で生じた損害に対し賠償を支払った場合にのみ、融資を返済する必要がある。

欧州委はロシア中央銀行の凍結資産の現金残高に連動した「賠償ローン」案を支持しており、この計画を含む提案を3日に採択する見通し。

関係筋によると、このほかEUによる金融市場での借り入れを原資とする融資と、両選択肢の間で切り替える道も残す。

欧州委報道官は、委員らが3日の週次会合で「ウクライナ向け融資の選択肢」について協議し「それぞれの法的提案を採択する予定だ」と述べたが、提案の詳細についてはコメントしなかった。

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