北朝鮮の金総書記、空軍の核戦争抑止力を強調 式典で演説

 北朝鮮国営メディアは30日、金正恩朝鮮労働党総書記が空軍の記念日を祝う式典に娘と共に出席し、核戦争の抑止力行使における空軍の役割を強調したと伝えた。写真は式典に出席する金総書記(最前列右)と娘のジュエ氏(同左)。元山の葛麻飛行場で28日撮影。朝鮮中央通信(KCNA)が30日公開。KCNA提供(2025年 ロイター)

[ソウル 30日 ロイター] – 北朝鮮国営メディアは30日、金正恩朝鮮労働党総書記が空軍の記念日を祝う式典に娘と共に出席し、核戦争の抑止力行使における空軍の役割を強調したと伝えた。

労働新聞が公開した写真には、金総書記がドローン(無人機)や移動式ミサイル発射装置とみられるものを視察している様子が写っている。

ウクライナの情報当局者が今月ロイターに明らかにしたところによると、北朝鮮は小型の短距離FPV(一人称視点)ドローンや、より大型の中距離戦場攻撃ドローンの大量生産を開始した。

国営メディアの写真では、金総書記と娘の「ジュエ」氏は式典で空軍のデモンストレーション飛行を観覧し、北朝鮮が今年公開した空中早期警戒機などの展示を見学した。

国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、金総書記は演説で「核戦争の抑止力行使に役割を果たす」空軍に対する国の期待は実に「大きい」と述べた。また「空軍は敵のあらゆる偵察行為と軍事的挑発を断固として撃退し、抑制しなければならない」と強調した。

空軍に新たな戦略資産が付与されるとも述べたが、詳細は明らかにしなかった。

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