最近の私の日課になっているのが、SNSの“ガジェットパトロール”。数ある投稿の中から新しいガジェット情報を探し、気になるアイテムを見つけたら画像検索して詳しくチェックしています。

そんな私なりのパトロール基準は「かわいくて面白そうなモノ」。正直、生活が便利になるかどうかはあんまり関係なくて、持っていて気分が上がる、心がときめくことを重視しています。

そんなある日、いつものガジェパト中に見つけたのが、この「ECHO MINI」(オープン/市場想定価格10,780円前後)。FIIOのサブブランド、Snowskyのポータブル音楽プレーヤーです。

FIIO Snowskyシリーズ「ECHO MINI」

一言で魅力を表すと「かわいい」。これに尽きます。発見した時はまだ日本展開はなかったけれど、とうとう8月に日本で発売スタート! ということで早速、かわいすぎる音楽プレーヤー「ECHO MINI」を試してみました。

ECHO MINIは、1万円台で買えるポータブル音楽プレーヤー。最大の魅力は、やっぱりこのカセットプレーヤー風のデザインです。

か!わ!い!い!

もう、めっちゃかわいくないですか? 今までにもカセット風のデザインをしたプレーヤーはありましたが、ECHO MINIは名前の通り、ミニサイズなのもポイント。想像以上に小さくて、箱から取り出したときには一瞬驚きました。

いや、インスタで見てたんちゃうんかい!とつっこまれそうですが、もちろん小さいこと自体は分かってはいたんです。ただ見た目がカセットプレーヤーだから、自然と脳内で「あの頃のカセット」くらいのサイズをイメージしちゃってたんですよね。

実際のサイズ感は、カセットよりも一回り小さいくらいで、miniDVくらいのサイズと言った方がしっくり。手のひらにすっぽり収まります、

想像以上に小さくて驚いた本体サイズ。カセットより小さいし、折りたたみスマホのGalaxy Z Flip 5と比べても、コンパクトです

あと、めちゃくちゃ軽い! 55gと超軽量で、持ってることを忘れそうなほど。厚みもあまりないので、ポケットに入れても邪魔になりません。ただ、個人的には、ポケットやカバンにしまい込むより、キーホルダーみたいにカバンにぶら下げたい!と思いました。キーホルダー付き専用ケース、ぜひ出てほしいですね。

ポケットに入れても邪魔にならないミニサイズ。持ち心地はフリスクみたいな感じもありますかわいいだけじゃない!ハイレゾも楽しめる実力派

とにかく見た目がかわいいECHO MINI。しかし、かわいいだけじゃありません。ちっちゃくて軽くて、おもちゃっぽい感じなのに、中身はきちんとしたオーディオプレーヤーなのがすごいところ。

簡単にスペック概要を紹介すると、DACチップにはシーラス・ロジック製「CS43131」をデュアル搭載。DSD256や192kHz/24bitのFLAC・WAV、96kHz/24bitのAPEに対応しています。

出力端子は3.5mmと4.4mmの両対応。内蔵メモリは8GBで、microSD(最大256GB)も使えます。さらにBluetooth 5.3を搭載し、SBCでのワイヤレス再生もできます。

要するに、ハイレゾ音源の再生も可能な高音質プレーヤーで、この小さな筐体に必要十分以上の技術がギュッと詰まっているというわけです。

ジャケットアートもミニサイズで表示。豆本のようなかわいさ

正面の小さなカラー液晶ディスプレイには、アルバムのジャケットアートも表示可能。豆本みたいな感覚といいますか、小さな画面のアート表示って愛らしくて、ここもお気に入りの一つです。

一列に並んだ操作ボタンも推しポイント。ボタンに描かれた「▶/II」(再生/一時停止)のマークや、カチカチとした感触の押し心地など、カセットプレーヤーっぽさが満載。操作性がいいから、つい用もないのに押したくなっちゃいます。

操作ボタン。もうほぼカセットプレーヤーですよね

ちなみに、操作は感覚で触っても意外といけます。「▶/II」がOKボタン的な役割で、矢印マークは「戻る」、三角マークは曲戻し/曲送りに加えて音量アップダウンやメニュー操作も担っています。多分こうだろうと推察したら、たいてい正解でしたし、予想通りの動きをしてくれました。

ただし、音量操作は一瞬戸惑いました。「◀」「▶」マークで操作するのですが、曲戻し/曲送りの時は、戻しが「◀」、送りが「▶」と、ここは想像通り。ですが、音量のアップダウンの場合は、左向きの「◀」が音量アップで、右向きの「▶」音量ダウンになるんです。

ちょっと戸惑った音量アップダウン。でもスマホと同じと考えればなるほど納得な使い心地

これ、なんとなく、逆な感じがしませんか?でも、片手で本体を持つと、スマホの音量上下ボタンと同じ感覚で操作できて、なるほどな〜と納得できます。その辺りの操作性も、触ってたら自然と覚えられちゃうので、使い勝手はいい方だと思います。

本体はさらっとした手触りで質感もよく、1万円台と低価格ながら、見た目はチープすぎない感じ。背面には電池ボックスがありそうな蓋のデザインがありますが、ここは、開きませんので要注意。

めっちゃ開きそうな蓋デザインですが、開きません

パワー供給は電池ではなく、USB給電。付属品にUSB C to Aケーブルも同梱し、他にクイックスタートガイド、保証書が入っています。

本体側面の片側にイヤホン端子、もう片側にmicro SDカードスロットとUSB-C端子予想外の“いい音”に大満足!有線イヤフォンとの組み合わせが最強

小さくて軽くてかわいいECHO MINIは、一見トイカメラのようなおもちゃっぽさがあります。しかし、トイカメラと違うのは、先ほどスペック紹介したように、音楽プレーヤーとしての実力がしっかりあるということ。

学生以来の有線イヤフォン+DAPで音楽試聴。これがまた楽しいんだな~

実際に音楽再生を試してみたのですが、これが本当に、楽しい!見た目のカセット感からくるイメージがあって、正直ちょっと軽い感じの音を想像していたのですが、いい意味で予想をガッツリ裏切ってくれます。

音質については、組み合わせた有線イヤフォン、AZLA「TRINITY」の特徴もあると思いますが、低音がしっかり前に出てきて、思っていたよりずっと迫力があります。それでいて、ボーカルや繊細な高音も明瞭で、音楽全体がクリアに耳に届いてきます。

組み合わせたイヤフォンはAZLA「TRINITY」

解像感がすごいとか、熱量たっぷりでリアルだとか、上を見ればもっと突き詰められるところもあるだろうけれど、私にはこれでもう十分すぎる!それくらい、いい音に感じられましたし、そのいい音を素直に堪能できて大満足でした。

いい音を素直に楽しめるところが、お気に入りです

Bluetoothも対応しているので、ワイヤレス再生も試しましたが、有線イヤフォン+ハイレゾ再生で堪能できる音の厚みに気づいちゃったら、有線一択!って感じ。あと見た目的にも、有線イヤフォンで聴く方が、レトロかわいいのでおすすめです。

価格をおさらいすると、ECHO MINIが1万円ちょっと、TRINITYは2,200円と、どちらもめちゃくちゃお手頃です。一緒に買っても1.5万以下だし、両者ともにハイコスパすぎる……!これは買って損なしです。

音楽専用プレーヤーって必要?→なくてもいいけど、あると楽しい!公園で体育座りしたくなるこの感覚、伝われ……!

ECHO MINIは、本体やmicro SDカードに入れた音楽を楽しむプレーヤーです。サブスクサービスは聴けないし、音源のデータを購入する必要があります。

今の時代、スマホで音楽を聴くのが当たり前だし、レコードと違って、データ上の音楽ってカタチあるものでもないから、購入にちょっと二の足を踏むかもしれません。

かく言う私も、iPod以来音楽プレーヤーを使ってきていないので、「かわいいけど音楽専用プレーヤーなんて本当に要るかな?」と思っていました。

しかし、いざ手に取ってみると、「好きな音楽を集めていい音で楽しみたい!」って気持ちが湧いてくるんですよね。全ての音楽が配信されているわけじゃないですし、自分だけのデジタルライブラリを作るって、なんかカセットやMDでプレイリスト作るみたいで、エモいすらある。

最初はかわいいってだけで興味を持ったけれど、「ECHO MINI」は音楽の楽しみ方も広げてくれる、本当に優秀な一台だと思います。