米国債相場は8日に続伸。投資家の関心は週内に発表される主要インフレ指標に移っている。
利回りはニューヨーク時間午前の取引で、全ての年限で低下。5日に発表された8月の米雇用統計が弱い内容だったことを受け、米利下げ観測が維持されている。
今週は10日に米国の生産者物価指数(PPI)、11日に消費者物価指数(CPI)が発表され、連邦準備制度理事会(FRB)が市場の織り込み通り迅速に利下げに動くかどうかを占う材料となる。
ペッパーストーン・グループのシニアリサーチストラテジスト、マイケル・ブラウン氏は「当面のリスクバランスは弱気に傾いている。特にCPIが前年同月比3%以上の伸びとなれば、関税に伴うインフレ圧力があらためて意識されるだろう」と指摘。
「雇用統計のデータは非常に失望を誘う内容だったが、インフレ上振れのリスクは依然残っている」と述べた。
9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25ポイント利下げは、市場に完全に織り込まれている。現在から年末までに計0.75ポイントの利下げが行われるとの見方が広がっており、来週16-17日の会合で0.5ポイントの引き下げが実施されるとの観測も一部にある。

原題:US Treasuries Extend Gains as Traders Turn Focus to Inflation(抜粋)
