いちき串木野市の海岸で、波打ち際を馬が駆け抜ける「浜競馬」が行われ、大勢の見物客でにぎわいました。

いちき串木野市の「浜競馬」は、67年前に当時の荷馬車組合が花見の余興で始め、春の風物詩として定着しています。

27日、会場の照島海岸にはおよそ1万3000人が見物に訪れ、会場では、大会にあわせて製造され、馬の「落とし物」を連想させる見た目が特徴の名物、「ばふ〜ん饅頭」を求めて行列ができていました。

大会には地元の人が所有する馬などおよそ60頭がそれぞれの部門で出走しました。

1歳の子どもを乗せたポニーが家族に手綱を引いてもらいながらゴールを目指したり、農耕馬が、レースを嫌がったのか急に動かなくなったりして大勢の観客をわかせていました。

一方、競走馬はおよそ1200メートルのコースを、青空のもと、波打ち際を勢いよく駆け抜けていきました。

伊佐市から訪れた70代の男性は、「初めて来ました。小さい子どもが乗るポニーのレースがおもしろいです」と話していました。

姶良市から家族で訪れた小学4年生の女の子は、「大きい馬や速く走る馬がかっこよかったです」と話していました。

串木野浜競馬大会実行委員会の久木山睦男 実行委員長は、「浜競馬は地元の人たちに守られ続けています。今後も魅力の情報を発信していきたい」と話していました。

大会の実行委員会によりますと、午後のレース中で落馬した14歳の男性が右肩の痛みを訴えて病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。