〝ガソリン価格調整疑惑〟 GS関係者が証言「役回りがあって、連絡網がある」 県は組合に調査と報告求める(abnステーション 2025.02.06)

県石油商業組合に加盟する長野市内のガソリンスタンドが、店頭表示価格を事前に調整していた疑いについて、ガソリンスタンドの関係者がabnの取材に応じ、価格調整についての連絡があることを証言しました。

■長野市民
「長野県が突出して(ガソリン価格が)高いのは、おかしいんじゃないかと」

ガソリン価格の高止まりが続く長野県。
5日、その販売価格が事業者間で事前に調整していた疑いとその行為が独占禁止法に抵触する不当な取引制限「カルテル」に該当する可能性が指摘されました。

■GS関係者
「まだガソリンスタンドに勤めて7年くらいなんだけど、俺も正直言って違う業種から来たから、カルテルじゃん、それ独占禁止法じゃんって、俺は思って」

聞き取りのみの取材に応じたのは、石油商業組合に加盟するガソリンスタンドの関係者。
価格調整には「連絡網」があるといいます。

■GS関係者
「今回の場合は3円下げろとか、そういう役回りがあって、連絡網がある。このスタンドはそういう係じゃないけど、電話は受けたことありますよ、毎週というか値段が下がる前の木曜日ですね」

昔からの習わしになっていたと話します。
一方で、別の関係者は…

■GS関係者
「驚いている、全く持ってそのような話を聞いたことがなかったので」

(価格調整は起こりうること?)

「自由競争の中でやっているので、そういう面では他のお店と価格が合うこともあっても、当社は独自の価格調査と仕入れ値との調整でやっているので」

価格調整の有無を知らない業者も多く見受けられました。
組合は取材に対し…

■県石油商業組合・石油協同組合・平林一修専務理事
「いつから何がいくらということは経営の根幹に関わることでもあるし、指示できる立場にもない」

関与を強く否定しています。

この問題に対し市民は…

■長野市民(40代)
「談合しているとなると、怒りの方が大きいですね。それやられると消費者にとっての背徳というか、裏切りみたいな感じになると思うので」

■長野市民(70代)
「我々はわからない、(ガソリンは)なければ困る。新潟で(ガソリンを)入れてくる、1リットル20円違うんだよ、10リットルで200円だよ」

県は午後3時半から組合との面会を実施しました。

■県・県民文化部・直江崇部長
「基本的には意外だと思っている。全県域における調査を速やかに実施し、その結果及び、県民の皆様からの信頼回復を図るための今後の対応を、県に報告をいただきたい」

組合は…

■県石油商業組合・高見澤秀茂理事長
「コンプライアンスに違反することは一切ない。一部下部組織において(価格調整が)あったかのように報道されています、そこを調べたい、もしそのようなことがあれば、速やかに是正し、県民の信頼の回復に努めたい」

県は今後2週間をめどに、事実確認の報告を求めているということです。