28日、天皇皇后両陛下は、京都市内の明治天皇陵を参拝されたあと、京都御所に各界の代表者を招いて茶会を催された。

その招待客の中に、あの人気ミュージシャンの姿があった。

午後4時すぎの京都駅。
詰めかけた大勢の人々の歓声に笑顔で応えられた、天皇皇后両陛下。

奈良、京都での日程を終え、28日午後、新幹線で京都をあとにされた。

両陛下は午前、「即位の礼」や「大嘗祭」の終了を報告するため、京都市伏見区の明治天皇陵を参拝された。

陛下に続いて、参拝用のロングドレス姿の皇后・雅子さまも、同じように拝礼された。

両陛下は午後、京都御所に関西の各界代表者を招いて茶会を催された。

アテネオリンピック・女子マラソン金メダリストの野口みずきさんや、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥さんらおよそ550人の出席者の中に、あの人気ミュージシャンが…。

1996年にT.M.Revolutionとして大ブレークし、第一線で活躍するミュージシャン・西川貴教さん(49)。

なぜ、招待されたのか。

FNNは、茶会終了直後の西川さんに独占インタビューした。

西川さん「緊張もしましたし、役の都合なんですけど、こんな髪の色で大丈夫なのか、失礼にあたらないのかと思って、すごく心配していました」

滋賀県出身で滋賀ふるさと観光大使を務める西川さんは、滋賀県知事の推薦で招待された。

西川さん「本当に両陛下の表情の柔らかさで皆さんが和まされていましたし、何より、陛下が皇后さまに寄り添われているその雰囲気が、身近な方に一番寄り添われているその姿が、すごく、国民に寄り添うという気持ちにつながる部分として、その姿を見るだけで、すごくメッセージを感じました」

茶会に参加するにあたり、西川さんは、3年前に亡くなった母親の形見の指輪をモーニングの内ポケットに忍ばせていたという。

西川さん「本当にこういう(招待の)話って、両親に伝えると一番喜んでくれただろうなと思って、きのう、東京から京都に向かう時に思いついて。どこかモーニングの中に潜ませるところがないか考えて、(母親の形見の指輪を)一緒に連れて行こうかなと思って」

残念ながら、両陛下と言葉を交わすことはできなかったという西川さん。

西川さん「滋賀県の方にも来ていただくご予定があると伺っているので、その際には、ぜひ僕も参加させていただいて、陛下がずっとライフワークとされている“水の研究”、滋賀県は特に湖がありますので、そういった話なんかもさせていただければと思っています」

(2019/11/28)

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