トヨタ・パッソセッテ



トヨタ・パッソセッテ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1651353 / CC BY SA 3.0

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トヨタ・パッソセッテ

パッソ セッテ(”PASSO Sette”)は、ダイハツ工業が製造し、トヨタ自動車が日本で販売していた小型ミニバン。ブーンルミナス(以下「ルミナス」)の姉妹(OEM)車種であった。通称「セッテ」。

当時の5人乗りパッソは両社の共同開発でブーンのOEMでなかったのに対し、セッテはトヨタと車両企画力を結集した上でダイハツが開発と生産を担当したため、ルミナスとはOEM関係になっていた(型式が共通であったことと製造事業者がダイハツとなっていたのはこのため)。

「広くて、使いやすい、7シーター スタイリッシュ コンパクト」をコンセプトに、扱いやすいサイズのボディに5人がゆったり乗れ、たまに7人が乗る様な顧客をターゲットに開発された。

本来は2003年(平成15年)発売の初代シエンタの後継車種として期待され、同じトヨタカローラ店扱いとされたが、当面の間併売の措置がとられていた。排気量1.5 L、3列シート・7人乗りミニバンという点では初代シエンタと同じではあるが、シエンタは初代ヴィッツ系のプラットフォーム(トヨタ・NBCプラットフォーム)、そしてリア両側にスライドドアを採用するという大きな違いがある。

メインターゲット層は「30~40代の子持ちの女性」とし、CM出演者はその層の女性に人気の高い、富岡佳子・堂珍敦子・美沙子・桐田さゆり・石崎直美・里織・有規衣の、7人の女性ファッション誌モデルを起用。しかし余りにもターゲット層と剥離した現実離れしているセレブ的主婦像を描いた内容が大顰蹙を買ってしまい、挙句の果てにはルミナスの方が売れてしまうという惨憺たる結果に終わった。

CMコピーは「私たち、主婦で、ママで、女です。」

外観は背の低いワンモーションフォルムになっており、スペース効率を大幅に向上させ、大人7人がゆったりと座れるようにすべく、パッソ比で全長+580 mm×全幅+20 mm×全高+85 mm拡大され、ホイールベースも2,440 mmから2,750 mmへと大幅に延長された。この結果既存のダイハツ軽自動車用プラットフォームを母体とした(ミラ・ムーヴ・タントなど)車種の中では体積と車両総重量が最も大きかった。

エアログレードは前後エアロバンパーとリアスポイラー・ドアミラーウインカーやフォグランプを装備していた。ボディカラーは全9色の展開。

一方インテリアは広々とした印象を演出するために左右に弧を描くデザインになっていた。シート表皮はグレードによって異なり、廉価版はグレージュ(ベージュ)のジャージ生地、中間グレードはグレージュのトリコット、エアロ仕様車はダークブラウン(こげ茶)のジャージ生地を採用していた。シート形状は、フロントはグレードによってベンチタイプとセパレートタイプの2種類、それ以外は全グレード共通となっていた。2列目は3人掛けであるが5:5の分割型で、シートスライドと背もたれ角の調整が個別に行なえ、3列目は短時間の定員確保用で、小ぶりで平板なベンチシートとなっていた。2・3列目の背もたれは前倒した際にほぼ同じ高さで平らになり、荷室としての使い勝手を向上させていた。そのため背もたれは低く、ヘッドレストのステーを長くして衝突安全性を確保していた。ヘッドレストは定員分備わるが、シートベルトは2列目中央のみが2点式となっていた。

女性がメインターゲットとされるも、老若男女を問わず誰もが扱いやすいよう、運転のしやすさと同時に各部の操作や収納場所にはさまざまな工夫が凝らされていた。

安全面においては、GOAボディ・EBD付ABS&2段ブレーキアシストやデュアルSRSエアバッグに加え、サイド&カーテンシールドエアバッグ(Xグレードを除き全車標準装備)・VSC&TRC(全車メーカーオプション)を用意することで、安全装備の充実を図っていた。

エンジンは5人乗りパッソから大幅に増加した車重に対応すべく、3SZ-VE型直列4気筒DOHC16バルブ1,500 cc・VVT-iエンジン(bB/クーやラッシュ/ビーゴ、タウンエース/ライトエース〈両者共にグランマックスの日本仕様〉などと同じ)を搭載していた。

トランスミッションは全てインパネシフトの電子制御4速ATであり、パッソとは違いマニュアル感覚の変速操作が楽しめるシーケンシャルシフトマチックを採用しておりパッソでは一部グレードのみ装備のタコメーターを全車標準装備としていた。また、登坂制御により、上り坂では変速のくり返しを抑え、長い下り坂では状況…