現在出されている緊急事態宣言の期間は来月7日まで。福岡県の「宣言」はそれを待たずに解除される可能性がでてきました。

「福岡につきましては、まだステージ4の指標もあるので良く分析しながら専門家の意見を聞いて判断したい」。

西村経済再生担当大臣は23日午後、こう述べて緊急事態宣言の解除要請が出された愛知県や関西圏に加え、福岡県も解除の可否を検討する方針を明らかにしました。

福岡県では、今月に入って解除要請の基準と定めた「直近1週間の新規陽性者の平均が7日連続180人未満」を達成し、病床使用率も、基準とする50%未満に近づいていて、22日、今週の早い段階で解除要請を検討するとしています。

街の声を聞きました。「いいと思う。そうしないとみんな困っている。中洲の友人たちもみんな困っているから早く解除したほうがいい」「外にも出られないし、アルバイトもできないので、できるようになったらうれしい。コロナが増えて自分も感染するという不安はあるけど」「医療現場とか考えたら、ちょっと待っといたほうがいいんじゃないのって。解除になるからと言ってお客さんが来ていただける状況になるとはなかなか思えないですよね。そういう不安はあります」

政府は今週金曜に開く専門家との会議で、解除の前倒しについて判断する方針です。