福島県沖で発生した非常に強い地震の影響で2月13日、県内の広い範囲で一時停電しました。なぜ、福島から遠く離れた静岡で停電が発生したのか。東京電力が「ブラックアウトを防ぐため」と説明しました。
2月13日夜に福島県沖で発生した震度6強の地震。県内でも富士市と御殿場市の震度4をはじめ、県内の全域で揺れを観測しました。そうした中、県東部で相次いだのが「停電」です。
<井端美彩子記者>「SBS富士支局です。富士市でも少しのあいだ揺れが確認され、市内では停電が起きています」
東京電力によりますと、県内では約17万5000軒もの停電が発生。中でも、富士市では6万軒以上が停電しました。【富士市内の様子※提供:アース電設(株)】これは、富士市の田子の浦港で撮影された映像です。一瞬で、富士市街地の電気が消えました。
<井端美彩子記者>「富士市役所前の交差点です。信号機が消えてしまっていて、車同士が気を付けながら走っている状態です」
<富士市民>「びっくりしています。外に出てみたら」
なぜ、震源から遠く離れた静岡県で大規模な停電が起きたのか。東京電力の担当者に話を聞きました。
<東京電力担当者>「地震の影響で複数の発電所が停止し、電力の需要と供給のバランスが保てなくなりました。すると発電機の回転数や周波数が徐々に低下し、限界を超えると、東京電力管内の全てで停電する『ブラックアウト』が起きてしまいます。そのような事態を回避するため、一部地域への送電を自動停止しました」
東京電力は関東の1都6県と山梨県、そして、静岡県の富士川より東側に電力を供給していて、もしブラックアウトが起きれば、このエリア全体が停電してしまいます。その最悪の事態を避けるために今回、東京電力は関東6県と山梨県、そして静岡県それぞれで一部の地域をあえて停電させたのです。しかし、なぜ東京都だけ停電が起きなかったのでしょうか。
<東京電力担当者>「人口密度などをもとに、行政や経済に関する機能や交通機関、ライフラインなどを総合的に考慮して、停電エリアを設定しています」
震源地が遠くても起きるかもしれない一時停電。気象庁は、地震発生から2、3日は大規模な余震の可能性があるとして注意を呼びかけています。
#オレンジ6 2月15日放送