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✍   ■〈あらすじ〉 1942年、フランス。ピレネー山脈の麓の小さな村に暮らす13歳の少年・ジョー(ノア・シュナップ)は、戦争捕虜で不在の父に代わり、羊飼いをして家族を支えていた。ある日、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人のベンジャミンと出会う。彼は、義理の母・オルカーダ(アンジェリカ・ヒューストン)の家に身を隠しながら、ユダヤ人の子どもたちを納屋に匿い、山向こうのスペインに逃がす計画を立てていた。ジョーは彼らに協力し始めるが、のどかだった村が、とうとうナチスに占領されてしまう。厳しい監視の中、村人たちが一丸となり、子どもたちの救出作戦が進行する。 ■〈解説〉 マイケル・モーパーゴの小説を、本作が長編監督第2作となるベン・クックソンが映画化。ユダヤ人の救出劇と少年の成長を描くヒューマンドラマ。109分。 中野翠(コラムニスト)  ★★★★☆ナチス絡みの映画は多いが、ピレネー山脈の麓の村が舞台なのが新味。清浄な空気が漂ってくるかのよう。傍役も充実。 芝山幹郎(翻訳家)  ★★☆☆☆心根の善良な語りで観客を運ぶが、登場人物があまりにも類型的で、展開もややご都合主義。「お話」にこだわりすぎたか。 斎藤綾子(作家)  ★★★★☆ナチス占領下だろうが穏やかな日々を奪われまいと、懸命になる少年に心を揺さぶられた。緑広がる風景にも安らぎが。 森直人(映画評論家)  ★★★☆☆牧歌的な風景の中、内出血の様に広がる戦争の痛み。『さよなら子供たち』や『少女ファニーと運命の旅』と併せて観たい。 洞口依子(女優)  ★★★☆☆隙のないピレネーの背景と有名俳優たちの微妙なディテール。アーニャを待つ以前に香り立つ不思議なフロマージュ。  『アーニャは、きっと来る ユダヤ人を救った少年の物語』(英、ベルギー)11月27日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー  (「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年12月3日号)  …
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