配信期間 2020年12月15日~2021年3月31日
世界は現在、昨年末から今年初頭にかけて突如持ち上がった新型コロナウィルス感染症(COVID‒19)の渦中にある。人びとの交流の活発化は、感染症の拡大を随伴する。14世紀における「黒死病」、15~17世紀の「大航海時代」おける各種感染症の伝播、そして前世紀における「スペインかぜ」や「アジアかぜ」といったように、人びとの交流の歴史は、感染症拡大の歴史でもあった。
とりわけ、前世紀末から顕著となっていたグローバリゼーションをうけて、世界保健機構(WHO)では、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(Public Health Emergency of International Concern: PHEIC)を想定してはいた。とはいえ、やはり、今次の「コロナ禍」は青天の霹靂であったといえよう。
日本においてもその影響は甚大であり、「緊急事態」のもとで模索されたさまざまな方策は、人の流れや街の風景を急速に変えていった。内需・外需の収縮によって、2020年度の日本経済は、大幅なマイナス成長が不可避といわれている(令和2(2020)年度 内閣府年央試算)。地域経済は、いまどのような状況にあるのだろうか。 先の見通しがきかないときにこそ、身近な〈いま〉を可能な限り正確に捉えておくことは、「コロナ禍」の先にまつ未来への備えとなろう。こうした観点から、2020年度シンポジウムのテーマを、「新型コロナウィルス感染症(COVID‒19)の地域経済への影響」と設定した。今後の社会生活のあり方を考察する契機とすべく、東北地方の産・官・学の各所から講師をお招きして、〈いま〉を明確に切り出す機会としたい。
Program
【司会・モデレーター】 本学経済学部 准教授 田野 穂
00:00:15 開会挨拶:本研究所 所長 前田 修也
00:04:51 趣旨説明:本学経済学部 教授 千葉 昭彦
パネラー報告
00:09:14 「新型コロナウィルス感染症と東北の地域経済の現況」について
岩手県立大学 総合政策学部 教授 桒田 但馬 氏
00:27:34 「新型コロナウィルス感染症と農業の現況」について
宮城県農政部 農業政策室 室長 曾根 文浩 氏
00:51:42 「新型コロナウィルス感染症と水産業の現況」について
宮城県水産林政部 水産業振興課 技術参事兼課長 生駒 潔 氏
01:16:28 「新型コロナウィルス感染症と製造業の現況」について
七十七リサーチ&コンサルティング株式会社
経済調査グループ 首席エコノミスト 田口 庸友 氏
01:39:12 「新型コロナウィルス感染症と小売業の現況」について
株式会社 食むすび 代表取締役 杉山 健一 氏
01:56:02 「新型コロナウィルス感染症と観光業の現況」について
南三陸ホテル観洋 女将(みやぎ女将会 会長) 阿部 憲子 氏
02:18:53 パネルディスカッション
