「Firefox」に新しい「ミニウィンドウ」–マルチタスク派にとって夢のような機能 – ZDNET Japan

 Mozillaの開発陣は、ウェブブラウザーの「Firefox」を市場で最も実用的なブラウザーにすべく、機能改善を重ねている。その一環として追加された新機能が、現在ベータ段階にある「Mini Window」だ。筆者は同機能がFirefox Nightlyに搭載されてから試用しているが、その動作や完成度には大いに満足している。

ミニウィンドウ機能とは何か

 Mini Window機能のコンセプトは極めてシンプルだ。現在開いているタブ全体、あるいはページ内の特定部分を切り離し、独立した小さな別ウィンドウへと移行できる。タブのウィンドウをウェブアプリのようなものへ切り替えるようなイメージだ。つまり、ブラウザーの要素を除いた純粋なウェブページやその一部のみを表示するウィンドウへ移せる。一見すると、アドレスバーや各種操作ボタン、スクロールバーなど、通常のFirefoxが備えるインターフェースは一切見当たらない。あたかもウェブアプリを構築したかのような表示を実現する。

 ただし、カーソルをMini Windowの内部に移動させると、アドレスバーをはじめ、「戻る」「進む」「再読み込み」の各ボタンやウィンドウを閉じるボタンが現れる。必要な操作部だけが表示され、それ以外の要素は非表示に保たれるため、利用者はコンテンツの閲覧に専念できる。

 さらに、Mini Windowは他のFirefoxのウィンドウよりも常に前面に表示される。そのため、別の作業を進めながら切り離したコンテンツを常に視界に収めておくことが可能だ。ノートPCをはじめとする画面スペースが限られた環境下で、別の作業をしながら資料ページを常時参照したい場面や、マルチタスクを効率化したい場面で大いに重宝する。

Mini Windowの使い方

 Mini Windowの使い方は非常に簡単だが、正式提供まではFirefox Nightlyでのみ利用可能だ。筆者はすでにLinuxとMacOSの双方でFirefox Nightlyを既定のブラウザーとして常用しており、これまでのところ動作上の問題には遭遇していない。もちろん、動作環境によって挙動が異なる可能性はある。

 開発途上のアルファ版導入を避けたい利用者は、米国時間11月10日に予定される安定版への機能統合を待つとよい。同日にFirefoxの安定版を更新すれば、Nightlyを利用せずとも同機能を利用できるようになる。

 それまでの間、先行して機能を検証したい場合は、既存の安定版と共存可能なFirefox Nightlyをインストールすることで試用できる。

 Nightlyの導入後、特別な設定変更は不要で、機能は既定で有効化されている。開いているタブを右クリックし、「Move Tab」から「Move to Mini Window」を選択するだけだ。

提供:Jack Wallen/ZDNET
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 この操作を行うとミニウィンドウが切り離され、Firefoxの前面に浮かんで配置される。ウィンドウ上にカーソルを合わせるとアドレスバーとタイトルバーが表示され、任意の場所へ自由にドラッグして移動できる。

提供:Jack Wallen/ZDNET
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 タブ全体だけでなく、ページ内の特定領域のみをMini Windowで開くこともできる。対象範囲を選択してハイライト表示にした上で右クリックし、「Move Section to Mini Window」を選択すれば、選択した箇所だけが別ウィンドウとして展開される。

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