2026年10月29日 10時41分
AI

GoogleがAIモデル「Gemini 4 Carbon」を日本時間の2026年10月29日に発表しました。複数のテストでOpenAIやAnthropicのフラッグシップモデルを超える性能を示しているほか、第三者機関の性能評価でも総合性能でトップに躍り出ています。
Introducing Gemini 4 Carbon
https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/gemini-models/introducing-gemini-4-carbon/
Gemini 4 Carbonは「最先端のサイバーセキュリティ能力と長期運用能力を備えたGoogle最強モデル」と位置付けられています。「Gemini 4 Carbon」「Gemini 4 Argon」「GPT-6 Astra」「Claude Opus 5.5」「Claude Fable 5.1」の各種ベンチマークが以下。ほとんどのテストでGemini 4 Carbonが最高スコアを獲得しています。

脆弱(ぜいじゃく)性発見能力を測定する「SEC-bench Pro」の結果が以下。Gemini 4 CarbonはOpenAIや中国企業の最先端モデルを上回っています。

さらに、脆弱性に対する修正コードの作成能力を測定する「CWE-bench」でも高スコアを記録しました。

第三者機関の「Artificial Analysis」もGemini 4 Carbonの性能評価を実施しています。複数のベンチマークテスト結果に基づいてAIの総合性能を算出する「Artificial Analysis Intelligence Index v5.0」ではGemini 4 Carbonが「59」というスコアを記録して最高性能と評価されました。GoogleはOpenAIやAnthropicに対して遅れが目立っていましたが、ついに首位に躍り出た形です。

AIエージェントアプリと組み合わせてコーディングエージェントとしての能力を測定する「Artificial Analysis Coding Agent Index」では、「Gemini 4 CarbonとGoogle Antigravity」という組み合わせで「59」という高スコアを記録し、「Claude Sonnet 5とClaude Code」や「Muse Wonder FullとMuse Code」と並びました。

Gemini 4 Carbonは危険な応答を抑制する能力も高いとのこと。「Terminal-Bench 4.0」では不正行為の成功率を0%に抑えることに成功したほか、Gray Swanによるプロンプトインジェクションテストでも成功率を0%に抑えることができました。

Gemini 4 Carbonはアメリカ政府による「リリース前のAIモデルを評価する取り組み」に参加しており、2026年10月第5週から一部のサイバーセキュリティ担当者向けに限定公開されます。その後、「Fairwind Program」を通じて信頼できるパートナーを対象に提供範囲を拡大し、できるだけ早い時期に一般ユーザー向けに提供される予定です。