
OpenAIがGoogle製圧縮ツール「Brotli」にリモートコード実行につながる脆弱(ぜいじゃく)性が存在することを発見しました。すでに修正版がリリースされており、アップデートが呼びかけられています。
CVE Record: CVE-2026-111497
https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-111497
Brotli vulnerability (CVE-2026-111497) — Patch the Planet
https://patchtheplanet.org/brotli
Securing our frontier model training environment | OpenAI
https://openai.com/index/securing-our-frontier-model-training-environment/
OpenAIは2026年7月に「テスト中のAIがHugging Faceを攻撃した」というセキュリティインシデントを報告しました。OpenAIは問題の再発を防ぐ為に研究用環境のセキュリティ強化に取り組んでおり、攻撃用AIで社内システムを攻撃して弱点を見つけ出す「レッドチーム演習」を繰り返しています。このレッドチーム演習によって、Brotliの脆弱性が発見されました。
During this red-teaming exercise, we also found a vulnerability that allows for unauthenticated remote code execution in Brotli, a widely-deployed compression library included in many pieces of software such as Node.js, Bun, and Envoy.
The flaw could let an attacker run their… https://t.co/qjcoF49rMC
— OpenAI (@OpenAI) October 23, 2026
OpenAIはAIを活用してOSSプロジェクトのセキュリティ強化を目指す枠組み「Patch the Planet」の一環としてBrotliの脆弱性の詳細を共有しています。また、脆弱性には「CVE-2026-111497」というCVE番号が割り当てられているほか、「Node2Shell」や「HTTP2Shell」といった通り名も付いています。
発表によると、Brotliで圧縮されたデータの中にはメモリを破損させてリモートコードの実行を可能にするものが存在するとのこと。これにより、Node.jsやBunなどを使用するアプリケーションが攻撃を受ける可能性があります。
GoogleはすでにCVE-2026-111497の対策を実施しており、Brotliの「v1.2.1」「v1.1.1」「v1.0.10」を対策済みバージョンとしてリリースしています。また、「Node.js」「Bun」「Envoy Proxy」「Istio」といった影響を受けるソフトウェアも対策済みバージョンをリリースしています。OpenAIは迅速なアップデートの適用を求めています。
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