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ムーンショットAI(Kimi)は10月24日、3兆パラメーター級のオープンウェイトモデル「Kimi K3.1 Pro」と高速版を発表した。100万トークンに対応し、コーディング指標Terminal-Bench 4.0で65.7%を記録したという。ハルシネーション率は前作の23.4%から8.3%に下がった。完全な重みは11月4日までに公開する予定だ。

ムーンショットAIが発表した「Kimi K3.1 Pro」
ムーンショットAI(Kimi)は10月24日、新シリーズ「K3.1」の第1弾となるAIモデル「Kimi K3.1 Pro」と、高速版の「Kimi K3.1 Pro Highspeed」を発表した。3兆パラメーター級のオープンウェイトモデルで、100万トークンのコンテキストウィンドウに対応する。Highspeedは、K3.1 Proの2~3倍の速度で応答するという。
K3.1 Proは、既存のKimi K3に、大幅に増やした計算量で追加の学習(ポストトレーニング)を施したモデルだ。同社はコーディング、3D制作、金融リサーチなどで性能が向上したと説明している。
コーディング性能を測るTerminal-Bench 4.0のスコアは65.7%。OpenAIの「GPT-6 Astra」の58.2%を上回り、アンソロピックの「Claude Opus 5.5」の66.4%に迫った。同社の社内ベンチマーク「Kimi Code Bench 3.0 Long-horizon」では、K3の55.95%から61.2%に上がった。
事実性の改善も打ち出した。社内の評価「Kimi Hallu Bench Hard」で、主張(claim)単位のハルシネーション率は、K3の23.4%から8.3%に下がったという。ただし同社は、日常利用での全体の誤り率を示す数字ではないと断っている。
サイバーセキュリティ面では、学習データからサイバー関連の内容を取り除き、攻撃能力を意図的に抑えたと説明した。そのうえで重みを公開する方針だ。
Kimi.ai、Kimi Work、Kimi Code、APIで同日から利用できる。APIのモデル名は「kimi-k3.1-pro」と「kimi-k3.1-pro-highspeed」で、ゼロデータリテンション(ZDR)にも対応する。企業向けの「Kimi Enterprise」は、管理者が有効にするまで使えない。完全なモデルの重みは、11月4日までに公開する予定としている。
では、K3.1 Proは最前線のモデルにどこまで迫り、どこでは及んでいないのか。背景には、6モデルを並べた成績の比較と、重みを公開する前にサイバー能力を削ったという開発側の説明がある。

【画像解説と記事全文はこちら】主要AIモデルのベンチマーク比較
主要AIモデルのベンチマーク比較
(出典:ムーンショットAI公式ブログをもとに作成)
この記事の続き >>
・首位とのポイント差は、6モデルの成績表で見える
・攻撃能力を削った学習の中身と、残った数字
・約3カ月前の前作K3から続く、重み公開競争の経緯
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