MetaのAI「Muse」、ユーザー1000万人の4分の1が買い物に利用 – CNET Japan

 1年で最も買い物が盛り上がるシーズンが、いよいよやってくる。Metaの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏の思惑通りに事が進めば、人々は買い物をすべて自分専用のAIエージェントに任せるようになるだろう。同氏によれば、実際、すでにそうなりつつある。

 Zuckerberg氏は米国時間10月21日の第3四半期決算説明会で、MetaのAIエージェント「Muse」を活用している1000万人超のユーザーのうち、4分の1超が買い物に利用していると述べた。「1回当たりの平均購入額は200ドル(約3万1000円)を超える」という。

 「(店舗と購入者の決済を仲介する金融サービス企業の)Plaidからは、同社のコネクターがこれほど活発に使われたサービスはほかになかったと聞いている」とZuckerberg氏は語った。同氏はさらに、取引量が想定を上回ったため、Museユーザーの買い物需要に対応すべく、決済サービスのStripeと協力して与信枠を引き上げる必要があったとした。

 同氏によると、Museは市場のニーズに合致した「プロダクトマーケットフィット」の状態に達したという。長期的には、ユーザー専用のAIエージェントが企業側のAIエージェントとやり取りし、人と直接話すことなく取引を完了できる未来が実現するかもしれない。

 「数十億のMuseが大規模なネットワークの中で連携すれば、人々や企業のために、より多くのことを成し遂げられる」とZuckerberg氏は述べ、Museの大規模なネットワークの実現を構想した。

 目標の1つは、Museの収益を拡大することだ。Zuckerberg氏は、いずれMuseの収益が、Metaの既存アプリ群である「Facebook」「Instagram」「WhatsApp」「Threads」「Messenger」を合わせた収益を上回ると考えている。

「Museネットワーク」

 さらに、11月に発売されるMetaのスマートグラスに、Museが統合される予定だ。間もなく、スマートフォンを取り出さずに、外出先でもMuseを使えるようになる。

 「自分専用の超知能を1日中身近に置けることが、この体験の最も重要な部分になる」とZuckerberg氏は語った。

 こうした仕組みは、どのように連携するのだろうか。詳しいことはまだ分からない。Zuckerberg氏は説明会で「Museネットワーク」と呼ぶ構想に触れた。筆者の理解が正しければ、MetaはパーソナルAIエージェントを使う体験全体に、ゲームのような要素を取り入れようとしている。

 Metaの広報担当者は、米CNETのコメント要請にすぐには応じなかった。

 「自分のMuseだけを使う、いわば1人用ゲームにとどまらず、自分のMuseが友人や家族のMuseとも連携できるようにする」とZuckerberg氏は述べた。そして話題を再び買い物に戻し、「何かを買いたいときは、単にその企業のウェブサイトにアクセスするのではなく、その企業のエージェントと話すことになる」と続けた。

 Metaが発表した第3四半期の売上高は646億ドルで、2025年同期の512億ドルから26%増加した。一方、費用は68%増の516億ドルと大幅に膨らんだ。これは主に、「ティーンのメンタルヘルスとソーシャルメディアに関する訴訟を解決するために52人の司法長官と結んだ、最大約185億9000万ドルの支払いを定める合意」によるものだ。同四半期の純利益は前年同期比264%増の99億ドルとなった。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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