Meta、パーソナルAIエージェント「Muse」を日本で提供 目標設定でタスクを自律実行 – ケータイ Watch

 Metaは23日、パーソナルAIエージェント「Muse」の提供を日本国内で開始した。北米に続く展開で、アジア圏では初の提供となる。

 MuseはiOS、Android、Webで利用できる。基本機能は無料で、機能を拡張できるサブスクリプションプランも用意される。メッセージを送るような感覚で指示を出すと、自律的に計画を立てて各種作業を実行する点が特徴。

 Museは単なる質疑応答にとどまらず、ユーザーの目標達成を能動的にサポートするAIエージェント。普段のやり取りと同様にアプリから指示を伝えるだけで、一人ひとりに合わせた計画を作成し、時間やリソースの調整を行う。

 時間がかかる作業についても、ユーザーがアプリを閉じた状態でバックグラウンド処理を継続する。ブラウザの起動やフォームへの入力といった具体的な操作も代行してくれる。商品の購入やメール送信など重要な操作を実行する際には、あらかじめユーザーへ確認通知が送られる。さらに過去の会話を記憶し、状況に合わせた提案や行動を展開する。

 各種アプリやサービスと接続するコネクター機能により、幅広い日常業務に対応する。GmailやGoogleカレンダー、Instagramのほか、Stripe、Shopify、Trip.com、Agoda、Klookといったグローバルサービスと連携する。

 さらに日本市場向けの取り組みとして、フリマアプリの「メルカリ」、資産管理サービス「マネーフォワード ME」、チケット販売の「チケットぴあ」ともサービス連携予定。日常の買い物や旅行の予約、スケジュール管理といったシーンでの活用を見込む。

 Meta日本法人代表取締役の味澤将宏氏は、「Museは利用者に代わってさまざまなタスクを進め、一人ひとりが本当に大切なことに集中できるようサポートするパーソナルAIエージェントだ。国内パートナーとの連携を通じて、より幅広い場面で役立つ体験を提供していきたい」と語る。

 セキュリティおよびプライバシーの保護に向けて、専用環境「Muse Secure VM」を構築した。ユーザーごとに独立したクラウド環境を用意し、接続サービスのデータや認証情報を安全に管理する。

 インターネットへのアクセスは、Museから独立したSentinel(センチネル)エージェントが制御する。Muse自体はパスワードや決済手段の情報を直接保持しない。

 また、ユーザーは連携するアプリやアクセスの範囲を自由に選択でき、いつでも権限の変更や接続解除を行える。AIモデル学習へのデータ利用を拒否するオプトアウト設定に対応するほか、広告システムへのデータ共有も行わない方針。