Google検索、AIの回答内のリンク表示を改善へ ——回答上部にインラインリンクをより頻繁に表示、末尾の関連記事は画像付きで見つけやすく | gihyo.jp

Googleは2026年10月15日、Google検索のAIモードとAIによる概要で、Webサイトや記事へのリンク表示をさらに改善すると発表した。5月の更新に続き、インラインリンクを回答の上部により頻繁に表示するほか、一部の回答末尾にある関連記事のリンクを画像付きで目立たせる。

回答の上部と末尾のリンクを見つけやすく

Googleは5月6日、回答内の関連する文章の近くにリンクを増やし、末尾にはその話題を別の角度から扱う記事や詳しい分析へのリンクを表示する更新を発表していた。

今回の更新では、回答中の語句に埋め込むインラインリンクを、回答の上部により頻繁に表示する。また、一部の回答末尾では、関連記事へのリンクをサムネイル画像とともに目立つ形で表示し、クリックしやすくする。表示例では、「⁠Dive Deeper」の欄に記事へのリンクと紹介文が並び、その右側にサムネイルが表示されている。

回答末尾の関連記事にサムネイルを添えた表示例(Googleの発表ブログより)
回答末尾の「Dive Deeper」欄に3件の記事へのリンクと紹介文が並び、右側に画像が表示されている

手続きや情報の確認先となる公式サイトへのリンクを、回答上部の専用欄にまとめる表示も今後テストする。各リンクには、どのような用途で役立つかという説明を添える。航空会社に返金を求める手続きを調べる表示例では、返金申請フォームと返金に関する規定へのリンクが、詳しい手順の説明より先に並ぶ。

返金申請フォームと返金に関する規定へのリンクを、用途の説明とともに回答上部に表示(Googleの発表ブログより)
AIモードの回答上部に「Online refund form」と「Refund rulebook」のリンクがあり、それぞれの用途が説明されている

記事カルーセルの提供地域⁠・言語を拡大

AIモードやAIによる概要で、時事的な話題の記事をカード形式で並べるカルーセルは、5月27日に発表されていた。今回のブログは、カルーセルを提供する地域と言語の拡大を始めたことも告知している。

このカルーセルでは、利用者が優先するニュース提供元(Preferred Sources)として選んだサイトの記事を目立つように表示する[1]。設定するには、「⁠検索ソース設定」から「ニュース提供元の優先度」画面を開き、名前やURLでサイトを検索して選択する。今回の発表によると、この設定を利用する人は年初の7倍超に増えたという。

AIによる概要の記事カルーセルで、優先するニュース提供元に選んだサイトの記事が先頭に表示された例(Googleの発表ブログより)
ドゥルガー・プージャに関する検索結果で、AIによる概要内に画像、記事タイトル、ニュース提供元を含むカードが並んでいる

[1] 優先するニュース提供元に選んだサイトの記事を、AIによる概要とAIモードでラベル付きで表示する機能は、5月に発表されていた。

動画の発信者名から検索プロフィールへのリンクをテスト

Googleはまた、10月15日の発表があった週に、AIモードに表示される動画の発信者名にリンクを付けるテストを始めたという。クリエイターや媒体の名前をクリックすると、Google検索上にあるその発信者の検索プロフィールへ直接移動できる。プロフィールでは、記事、動画、SNS投稿などをまとめて見られる。

動画の下にある発信者名を、検索プロフィールへのリンクにするテスト(Googleの発表ブログより)
陶芸動画の検索結果で、動画タイトルや配信サービス名の下に発信者のアイコンと名前が表示されている

ただし、プロフィールを作成できる国として、10月19日時点の英語版ヘルプは米国、カナダ、インドを挙げており、現時点では日本は含まれていない。

コラム⁠:Googleニュースの記事要約⁠・音声ニュースで報道機関と提携⁠、参加媒体は400超に

Googleは同じ10月15日、報道機関と進めるNews AI pilot programの参加媒体が世界で400を超えたと発表した。この提携を通じ、Googleニュースで記事の要約や音声ニュースなどのAI機能を開発している。

このプログラムは2025年に始まった。Googleは参加媒体からコンテンツの提供と利用許諾を受け、新しいAI機能の開発に使う対価を支払う。新たな参加媒体としてCNNやFinancial Times、米国の地方媒体Texas Tribuneなどを挙げている。

記事の内容を詳しくまとめた要約は、Googleニュース内の各媒体のページに表示し、記事を開く前に内容を把握できるようにする。音声ニュースは利用者がカスタマイズできる。どちらの機能も出典を明示し、記事への直接リンクを設けるとしている。